宮地　さまざまな建設現場の経験と福祉用具・機器を扱う会社で得たノウハウをもとに、今現在の仕事につなげておられる藤原社長。きっと他社との差別化にも成功なさっていて、その結果、お客様の安心感も違うのではないかとお察しします。これらを踏まえて、あらためて事業内容について詳しく教えてください。
 
藤原　弊社が得意にしているのは、介護リフォームです。水回りリフォームや内装リフォーム、住宅修繕なども、一般的な工事はもとより介護リフォームとしても、体の不自由なお客様に特化した施工を提供しています。
 
宮地　具体的にはどんな施工になるのでしょう。
 
藤原　手すりの取り付けや段差の解消、畳からフローリングへの変更、ドアの引き戸への変更などが多いと思います。健常者ではあまり気にならない箇所を、当事者の立場になって施工していくので、これまでの経験値が欠かせない工事です。
 
宮地　そういえば、私の祖父母が歩行器を使うようになり、久しぶりに訪ねたら、新たに手すりが取り付けられ、家の段差がスロープになっていたんです。高齢者の住まいって、こう変化していくものかと実感しました。