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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ドライバーの質を重視
軽貨物運送で業界を刷新

 

荷主と届け先の双方と信頼関係を築く

 
鎮西 物流業には作業工程によってさまざまな業務がありますよね。御社ではどの工程を担っているんですか?
 
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石渡 弊社が担当するのは、物流用語でラストワンマイルといわれる工程です。荷主様が発送した荷物を、エンドユーザーのお客様のところへ届ける役割ですね。住宅に届ける宅配と企業に届ける企業配送、その両方が弊社の主軸事業で、ドライバーたちと一緒に、私も日々、駆け回っていますよ。
 
鎮西 石渡社長ご自身も、現在も現場に出ているんですね!
 
石渡 私は現場がすごく好きなんです。人と接するのが楽しいですし、「今日もこれだけの荷物を運んだんだぞ」という達成感も得られます。事務仕事がちょっとだけ苦手ということもあるんですけどね(笑)。
 
鎮西 現場だからこそ得られる達成感が好きというのは、私もすごく共感できます。ちなみに、配送エリアはどちらになるのですか?
 
石渡 メインのエリアは東京の23区、特に品川区周辺です。あとは神奈川の川崎市、千葉県で配送することもありますね。 緊急、定期、企業専属チャーター、スポット配送など、配送業務全般に対応していて、車両は常温、冷蔵、冷凍の3温度帯の軽貨物車両をそろえています。最近は、新型コロナウイルスの影響で、宅配の利用者数が激増中なんですよ。そのため、多いドライバーは1日200件、少ない場合でも1日120件は回っていますね。
 
鎮西 1日でそんなにたくさんの荷物を運んでいるんですね! それだけの個数をミスなく届ける必要があるなんて、あらためて大変な仕事だなぁと思います。
 
石渡 そうですね。時にはイレギュラーな事態も起こりますので、新人ドライバーの場合、独り立ちができるレベルに達するまで、私が助手席に同乗して指導するようにしています。というのも、弊社はドライバーの質を一番大事にしているからです。
 
鎮西 ドライバーさんの質というのは、具体的にはどんなところになるんでしょう。
 
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石渡 誤配送をしないことや丁寧な接客をする意識、身だしなみなどですね。荷主様、お届け先のお客様、双方と信頼関係を築けるドライバーが、私の思う質の高いドライバーです。この業界のドライバーは、寡黙で怖い人が多いというイメージを持たれがちですが、そういった印象を変えていきたいとも思っているんです。「またこの会社に荷物を届けてほしい」と思っていただけるような運送会社であるために、ドライバーの質にこだわっているんですよ。
 
鎮西 なるほど。冒頭でおっしゃっていた御社の独自の色というのは、ドライバーの質についても言えそうだなと思いました!