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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

高額買取で低価格販売
型枠・建設資材の専門店

 

人のために働くことが自身の成長をもたらす

 
埼玉県八潮市の資材置き場
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女性も活躍できる職場環境を整備
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内山 業界内でもユニークな御社の事業について、澤田社長はどんなところに魅力を感じますか?
 
澤田 一言でいうと、人のためになる仕事であることですね。型枠工事には何千本もの鉄パイプを使うので、新品を買うとかなりの金額になります。だからなおさら、売りたいお客様としては一円でも高く買ってほしいでしょうし、逆に中古品を探しているお客様は新品より安ければ安いほど嬉しいはず。そこで私たちがお客様に代わって希望にかなう商談相手を見つけることにより、誰も損をしない取り引きの実現に一役買うことができるんだと思います。それでお役に立てるから、非常にやりがいがある仕事なんですよ。
 
内山 なるほど。人のためになるからこそのやりがいなんですね。澤田社長が今の事業に関わるようになる前は、どのような道を歩んでこられたのかお聞きしたいです。
 
澤田 私は大学で土木工学を専攻して、卒業すると大手の化学メーカーに就職し、塩ビのパイプや水道管などをつくっている建設資材の部門で13年間働きました。初めは研究開発の仕事でしたが、それから数年おきに営業と開発を行ったり来たりして、退職したのが2014年の35歳の時です。
 
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内山 大手でバリバリ仕事をしていたのに、転職を決意されたきっかけは何だったんですか?
 
澤田 当時、会社から管理職に就くことを打診され、自分としても13年間一所懸命に取り組んでつかんだ成果だったので、会社の勧めに応じるべきかどうか迷いました。けれど、父が一人で弊社の仕事を頑張っている姿を改めて見て、一緒にやってみたいと直感的に思ったんです。先ほど申し上げたように、人のためになることをこつこつ続けているところが、とてもいいなと思ったんですよ。それと、早く経営に近いポジションで働いてみたくなったことも決断の後押しになりましたね。
 
内山 実際に経営の世界に飛び込んでみて、大きな組織の中で働くこととの違いに戸惑いはありませんでしたか?
 
澤田 戸惑いよりも、新しい環境で経験値がどんどん上がって、成長していくことへの手応えのほうが大きかったですね。特に代表になってからは、なかなか休みがとれないキツさはある一方で、自分の裁量で会社を動かしていけることに喜びを感じます。従業員を増やし、資材置場を広げ、運搬用のトラックも買う。さまざまな決断をこれほどのスピード感を持って実行できるのは、経営者になったからこその醍醐味です。