ラーメン店運営から太陽光パネルの施工へ
大貫 私は地元である群馬県みどり市の出身です。栃木県の大学を卒業後、すぐに銀行へ行きお金を借りて、ラーメン店を始めたのが社会人としての一歩目でした。
川村 就職せず、すぐに飲食店を経営したんですか?
大貫 就職する気はまったくなかったですね。というのも、父が自営業だったのもあり、私は自分で商売を始めることに自然と目が向くようになっていたんです。そこで、もともとラーメン店を経営していた知人と組み、新しい店をオープンしました。これは飲食店5店舗まで支店を広げることができました。
川村 いきなり5店舗はすごいですね! そのまま事業を拡大していったのでしょうか。
大貫 残念ながら、そううまくはいきませんでした。徐々に売り上げが冷え込み、状況は悪くなるばかりだったんです。そこで私は、「自分にできることはなんでもやろう」と決意しました。たまたま、それを常連のお客さんに話したところ、「太陽光パネル設置の仕事で、人が足りないからやってみないか」と誘われ、受けることにしたんです。そこで新しい会社を立ち上げ、太陽光パネルの施工とともに住宅のメンテナンスなども行いながら、社員30人を抱えるまでに成長させました。