B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

喜ばれる仕事を考える
顧客に寄り添う税理士

 

税額軽減のカギを引き出すのも大事な仕事

 
glay-s1top.jpg
矢部 タレントも言わば自営業ですから、私もいつも経費の分類に悩むんです。私の場合、タレント活動に必要な衣装や美容の費用は経費に計上できます。でも、一般企業にお勤めの方なら、そうはいきませんよね。
 
鈴木 そうですね。人や職業によって支払った費用が経費になる、ならないの基準は変わりますからね。だからこそ、税理士は「その費用がなぜ経費になるのか」、理由をしっかり説明できることが重要だと思います。
 
矢部 理由までちゃんと説明してくださるのは嬉しいですね! 今まで理由もわからず曖昧だったところが、白黒つけられると気持ちもすっきりしますよ。
 
鈴木 そのメリハリを私も大事にしています。“脱税は禁忌”との前提のもと、お客様の見地に立ってさまざまな可能性を検討し、経営相談や節税相談を的確に対応できるように、お客様との打ち合わせも綿密に行っているんです。
 
矢部 淡々と事務的に処理されてしまうのではなく、話し合ったうえで業務を進めてくれるのもお客さんはありがたいですよ。そうすれば、納得いかないまま税金を取られるという感覚ではなく、すっきりした気持ちで納税できますからね。なんだか、私の相談にも乗ってもらったような気になりました(笑)。でも、鈴木代表は、本来は有料でも良いような貴重な情報もブログで無料発信するなど、驚くほど出し惜しみなくアドバイスをしてくださるんですね。
 
glay-s1top.jpg
鈴木 ええ。つい先日も、無料相談会で相続申告にまつわる相談をお受けしました。そこでお客様に、念のため相続した物件について確認すると、空き家だとわかったので、「それなら賃貸に出せば、特例などで相続税が安くなりますし、賃貸収入も得ることになります」とアドバイスしました。また、知り合いに良い不動産仲介業者がいたので、マッチングまでお世話させていただいたんです。そのように考え方やアイデア次第で、税額は軽減できるんですよ。その鍵となる情報を引き出すのも、税理士のとても大切な仕事です。
 
矢部 そのお客さんも、相談相手に鈴木代表を引き当ててラッキーだなぁ! 今のケースでは、「空き家」という情報を鈴木代表が引き出したことがポイントだと思います。自分が置かれている状況のどこに節税のカギが潜んでいるか、普通の人ではわかりませんからね。