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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

日本有数の工業エリアで
鋼管産業の太いパイプに

 

顧客のニーズが自社に成長をもたらす

 
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八木 野球チームでいえば、御社はゼネラルマネージャーの立場と言えそうですね。選手だけでなく指導者やトレーナーまで統括して、チームをまとめる役割なんだと感じます。ゼネラルマネージャーには球界全体を見通す目や人脈も重要ですが、地元を大切にする英保社長は、その素養もしっかりと備えていらっしゃると思いますよ。
 
英保 ありがとうございます。協力会社ごとにどんな設備を持っているか、どんな仕事が得意かという情報はしっかり把握しています。だから、協力会社間の人材や技術のパイプ役としても、お役に立てるんですよ。
 
八木 さすがだなぁ。地元産業への愛がなければ、そこまで深い関係は築けませんよ。
 
英保 播州地区は伝統的に、横のつながりをとても大事にする地域です。だから弊社も、相互扶助の精神を忘れず、地域全体が発展できるように心がけています。
 
八木 決して独善的にならない姿勢が、350社という取引先をつくっているんでしょう。御社を軸に、協力会社同士の絆もできているんじゃないかな。では、受注先の企業へは、どんな思いを持っていますか?
 
英保 育てていただいている感覚ですよね。「アースメタルさんなら、こんなことできるんじゃないですか?」と言っていただくのが嬉しいんです。そもそも、施工品や加工品、設計などを始めたのも、お客様のニーズにお応えしてのこと。ご要望にお応えしていく中で、自分たちは成長できました。この意識は社員にも浸透していて、営業から帰ってくるとみんな、「今日はこんなことを求められましたよ」と嬉しそうに報告するんです(笑)。
 
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八木 常識や固定観念にとらわれず顧客のニーズに寄り添い、チャレンジする。そのチャレンジが新たな経験やノウハウとなり、自分たちを成長させ、より多くの企業に役立つ力となる。相手を喜ばせたいという思いが、理想的な成長サイクルを生んでいますね。
 
英保 「相手のために」との思いが、私たちのすべてですね。だから、デジタル化時代の今も、膝を突き合わせた密なコミュニケーションを大切にしています。
 
八木 製造業では技術やノウハウに重きを置かれがちです。それでもアースメタルさんは人に重点を置く会社なんだと、とてもよく伝わりました。