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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

地域の住みよい暮らしを
建設の仕事で支える

 

地域から必要とされる存在であるために

 
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川上 黒子でありながら責任者とおっしゃいましたね。代表として決断を下さなければいけない瞬間も多いでしょう。
 
小林 そうですね。迷ったときは、いつも父の顔、父の声を思い出します。「こんなとき、父ならどんな行動、選択をするだろう」って。
 
川上 迷いのないお答え! この迷いのなさって、小林社長の信念の強さでもあると思います。私が13歳で役者になると決意したときも、両親から大反対されましたが、自分の気持ちがはっきりしていたから迷いませんでした。
 
小林 あと、自分が頑張り、意思を貫いた先にある、みんなの喜ぶ顔が見えていると、もっと迷いはなくなりますよね。この会社で働いてから、土木業に必要な国家資格を3つ、民間資格を1つ取得しました。時間を見つけての勉強中も、会社の役に立つ将来を思い描けば辛くありませんでしたね。
 
川上 小林土建工業さんとしての将来は、どのように描かれていますか?
 
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小林 1つは、地域のお役に立てる存在であり続けることですね。2011年の東日本大震災で強く感じたのは、土木の仕事が、どれだけ地域や人の生活に貢献できる仕事なのかということです。もちろん、あのような悲劇は二度と繰り返されないのが一番。しかし、また何かあった際は、少しでもこの地域の力になれればと考えています。
 
川上 確かに、住む場所をつくる、あるいは河川氾濫や土砂災害を未然に防ぐという点で、土木業に勝る仕事はありません。私たちが安心して暮らせるのも御社のような会社があるおかげなんですよね。だからこそ、3代目、4代目と末永く続いて、より地域に根ざした会社になってほしいです。
 
小林 私もゆくゆくは、この会社を誰かにバトンタッチしたいと考えています。そのために若手の採用と育成にも注力していきたいです。今はまだ、ベテランの職人さんたちが現役で働いていて、先人たちが築き上げてきた技術を習得できる時間があります。その技術をぜひ継承し、発展させたいですね。
 
川上 過去と未来をしっかりと見据える小林社長は、本当に頼もしい! 私も応援していますので、どうかこれからも頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
お客様が喜んでくださることで自分たちにも喜びが生まれ、モチベーションも上がる。やりがいや達成感を得られるいい循環ができます。目標を持ち、達成するのはもちろん、次なる目標も持って成功体験を続けることも大切ですね。
(小林房子)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 小林土建工業株式会社
■ 本社 〒349-1215 埼玉県加須市伊賀袋405-4
■ 事業内容 一般土木工事・重機工事・盛土工事 他 建設業許可 土木工事業/とび・土工工事業/舗装工事業/建築工事業/解体工事業
■ 設立 昭和38年1月
■ 従業員数 12名
■ 主な取引先 一建設株式会社
■ ホームページ http://kobayashi-doken.jp