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タクシー業界を活性化！

やり方次第で夢を掴めるタクシードライバー

城　業界の先陣を切って、多角的なサービスを展開されている野口社長。そもそも野口社長にとって、タクシードライバーの魅力はどんなところにありますか？
 
野口　タクシードライバーに限ったことではないかもしれませんが、業務の中で小さな成功体験を積み重ねることで、自分の意識も成長していくことですね。心理学で「マズローの欲求5段階」という説があるのをご存じでしょうか。人間の欲求はピラミッド型になっていて、食欲などの生理的欲求を土台に、安全や安心などを求める安全欲求、組織に属したいという社会的欲求、他者に認められたい尊厳欲求。そして自分の能力を高めたい自己実現欲求の5層構造であるという説です。この欲求を、業務の中で成功体験を積み重ねながらクリアしていくことがやりがいであり、魅力ですね。
 
城　その段階を、野口社長は着実にクリアしてきたんですね。挑戦心が満たされるでしょうし、タクシー運転手という仕事にやりがいを感じられたのも納得です。
 
野口　もう1つの魅力は、誰にでもチャンスがあることです。基本給に加えて歩合給がある仕事なので、自分の努力が報酬に直結するんですよ。しかも、一般的に分配率が約60％と高めなのもタクシー業界の特長ですね。
 
城　稼ぎの約6割が自分の取り分になるんですか！　スポーツもそうで、結果で評価される仕事はチャレンジのしがいがあって、魅力的ですよね。しかもタクシードライバーにはプロスポーツ選手にはない基本給があるので、非常に恵まれていると思いますよ。企業にとっては大変でしょうけど･･･（笑）。
 
野口　確かに、ドライバーが収益を上げていないのに基本給だけ支払うことになると、会社にとっては損害です。だからこそ、優れた人材が必要なんですよ。
 
城　本当に、野口社長はタクシー業界のどの立場の人にとっても有益な事業をされていますよね。今後についてはどのようにお考えですか？