畑山　すごいなぁ。専門性のある技術をそこまで幅広く支援してもらえるんだ。技術が身につけば、きっと利用者さんも自信がつくでしょうね。自分にもIT技術を使う仕事ができるんだって。
 
原田　畑山さん、良いことを言ってくださいましたね。私は障がい者や難病者の方々にもっと自信を持ってほしいのです。というのも私自身、肝臓の病気で車の開発の仕事ができなくなった時は、やはり自信を失いました。その後IT関係の仕事を通じて、自信を取り戻すことができましたが、そこへ至るまでには長い時間を必要としたんです。だからこそ、障がいをお持ちの方々には、同じような思いをさせたくない。その思いでこの事業を進めています。
 
畑山　ご自身が障がいを負うことの苦しみを経験されたからこそ、できることなのでしょうし、思いの強さを感じます。原田社長は仕事をする中で、どんな時にやりがいを感じますか？
 
原田　一生懸命仕事に励んでいる時ですね。どんな仕事でも打ち込めば見え方が変わってきますし、一生懸命になればなるほど、周りの方々が「頑張っているなぁ」と思って助けてくださいます。畑山さんも、新人時代の辛いトレーニングの積み重ねがあったからこそ、チャンピオンになられたのだと思うのですが、いかがですか？
 
畑山　そうですね。若い頃から楽しいことばかり経験させてもらえるわけではないですし、困難に立ち向かって、一生懸命それを乗り越えていくことに楽しみがある、と僕も思います。それにしても、原田社長はひたむきな方ですし、きっと優秀なスタッフさんが付いて来てくれているのでしょうね。