都心のベッドタウンとして、多くの人が利用するJR西川口駅。利用者数は多いが、商圏としては弱いという問題点もある。その西川口で4つの飲食店を経営する株式会社勇馬の高尾勇樹代表取締役が、この地で勝負をかけたのは、地元を活性化したいとの強い思いがあったからだ。ユニークなサービスを導入するなどして経営を安定させるだけでなく、その先にある西川口全体の発展にまで、高尾社長は目を向けている。
人気焼酎のボトルが1ヶ月飲み放題!?
高尾 はい。JR西川口駅近辺に4店舗あります。居酒屋としては、ここ勇馬本店と勇馬別館、そして駅反対側に勇馬西口店の3軒、さらに麺屋鷹尾というラーメン店も経営していますよ。
城 自社でラーメン店までやっているとは驚きました! ところで、勇馬さんには、他店にないユニークなサービスがあるとお聞きしています。一体、どのようなサービスなのでしょう?
高尾 「焼酎ボトル飲み放題」というサービスですね。5000円のボトルカードを買っていただければ、1ヶ月の間、1日1本、月の日数分ボトルを注文していただけます。
城 何本飲んでも5000円!? ちなみに単品でボトルを頼んだらおいくらですか?
高尾 2000円です(笑)。
城 ええっ! じゃあ、3本飲んだら元が取れるじゃありませんか。月に3本なんて、お酒が強い方なら空けてしまうでしょう。
高尾 しかも、飲みきっていただく度に新しいボトルをおろしますし、複数人で来ていただいてもOK。カードの貸し借りも認めています。
城 カードを貸してもいいんですか! 採算が合うのか気になってしまうほどのサービスですね(笑)。