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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

グローカル視点と知識で
末永く住める家づくりを

 

広い視野から地元への貢献を考える

 
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川上 家って衣食住の全てが詰まっていますし、それだけに家づくりという仕事はやりがいも大きいと思います。どんな時に1番達成感を感じますか?
 
瀧川 やっぱり引き渡しの瞬間ですね。打ち合わせから完成まで、1年から3年はかかりますが、引き渡し時にはその苦労も吹き飛んでいます。そしてお客様にとっては、その日が新しい生活のスタート。その喜びを共有できるのも、この仕事ならではの醍醐味ですね。
 
川上 そういった新たな節目を繰り返して、仕事も人生も進んでいくんですよね。瀧川社長ご自身は、次の節目に向けて、どのようなことをお考えでしょう。
 
瀧川 地元・淡路島に何らかの形で貢献したいと思っています。今は例えば、週末農園はどうかな、と考えているところです。まずはその一環として、農作業や休憩時に使うための小屋をつくったり、土の力で生ごみを分解できる木製の生ごみ処理機、「ベランダ de キエーロ」をつくったりしました。
 
川上 素敵ですね! 最終的には週末に足を運べる農園を淡路島につくって、島外から人を呼ぶのですか?
 
瀧川 そうです。デンマークやドイツでは一般的な週末の楽しみ方で、日中は土いじり、日が暮れると小屋でパーティをするんです。淡路島は自然豊かな場所なので、土や緑と触れ合いながらワイワイするには最適なんですよ。
 
川上 先ほどお話ししていたように、都会と田舎の両方の暮らしが味わえますし、とても良いアイデアだと思います!
 
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瀧川 ありがとうございます。今、淡路島は過疎化が進んで、放置されたままの農地が増えています。そこを週末農園にして貸し出すことで、土壌の再生にもつながるのでは、と期待しているんですよ。
 
川上 淡路島への呼び込みができるだけでなく、問題解消にもなって、一石二鳥の計画ですね。そういったアイデアが出るのも、一度淡路島を離れたことがあるからこそなのでしょう。
 
瀧川 ずっと同じ場所にいると、もっと広い範囲のできごとに目がいかなくなってしまいがちですからね。これは気持ちの面でも同じで、例えば誰かに感謝するにしても、常に意識していないとその気持ちはすぐにしぼんでしまうもの。だからこそ、日頃から「ありがとうございます」を口にできるよう意識しておくことが大切なんです。これは、昔お世話になった社長さんからの受け売りなんですが(笑)。
 
川上 過去にお世話になった方からの言葉を今でも大切にされているなんて、とても素敵だと思いますよ。これからもそのお気持ちを胸に、地域の方々が末永く暮らせる心地よい家をつくり続けてくださいね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
建築のデザイナーという仕事にこだわりと誇りを持っています。ですからお客様をどう驚かせようかとか、どう喜んでいただこうかと常に考えていますし、そのアイデアを一つひとつ実現させていくのが楽しくて仕方ないですね。
(瀧川淳)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 株式会社ライアデザインショップ
 ■ 本社 〒656-0513 兵庫県南あわじ市賀集野田679-1
 ■ 事業内容 建設業/建築設計の企画およびコンサルティング
 ■ 設立 平成25年11月
 ■ 従業員数 3名
 ■ ホームページ http://www.lia.jp
 ■ ブログ http://liads.seesaa.net