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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

独自のノウハウが光る
障がい児の豊かな放課後

 

幸運を無駄にせず人や社会に貢献したい

 
宮地 なるほど。先ほどおっしゃっていたように、株式会社なら成長期は機敏に決断できますよね。そのお話を聞いて、会社組織で障がい児施設を運営することのメリットがよくわかりました。今後もますます、がくどう舎さんの施設は充実していきそうですね! 関根社長が持つ経営コンサルタントとしてのポリシーが福祉関連の事業にもきっと応用されているんだと思いました。
 
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関根 そうですね。私のポリシーはコンサル会社の社名にも入れている通り、「フェアであること」です。世の中から「フェアに仕事をしている」と言っていただけるよう常に自分をチェックして、恥ずかしくないビジネスをしたい。この価値観だけは絶対に守るつもりです。
 
宮地 福祉のお仕事ほど、フェアであることが求められるものはありません。難しい反面、やりがいもあるでしょうね。
 
関根 ええ、そもそも福祉の仕事は絶対に儲からない制度になっていますから、難しいですよ(笑)。でも、この仕事で「赤字にせず黒字にもしない」マネジメント能力を身に付ければ、大企業のコンサルティングにも通用するはずなんです。私自身はコンサルティングで食べさせてもらっているので、がくどう舎は「みんなで支える会社」として、これからも活動範囲を広げていきたいですね。2014年中には三つ目の施設をオープンさせるつもりです。
 
宮地 関根社長のような考え方を持つ経営者が、もっと増えればいいなと思います。
 
関根 今、私たちが生きている日本は、世界で一番豊かな国ですよ。こんな豊かな国の、豊かな時代に生まれることができたのは、とてもラッキーなことでしょう。その幸運を無駄にせず、人や社会に貢献しながら生きるのは当然ですよ。私が仕事を続ける原動力はただ一つ、そういう感謝の思いです!
 
宮地 勇気付けられるお言葉ですね! がくどう舎さんの舵取りは、まだ始まったばかり。これからも障がいを持つ子どもたちが、安心して暮らせる社会を目指して頑張ってください。私も応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
私にとっては働くということ自体、人のためにやっていることなんです。ですから、人に喜んでもらうことが楽しみそのものですね。
(関根利和)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 株式会社がくどう舎
 ■ 本社 〒359-0021埼玉県所沢市山口5277-2
 ■ 事業内容 児童発達支援及び放課後等デイサービス事業
 ■ 設立 平成23年5月
 ■ ホームページ http://www.kikkori-gakudousya.jp
   http://www.fairbrain.co.jp