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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

確実な収益を望む顧客に
不動産を“育てて”販売

 

収益性の高い物件に育てて売る

 
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矢部 収益性の高い物件とは、具体的にはどのような内容なのでしょう。間取りがいいとか、立地がいいとか・・・?
 
小暮 間取りや立地の条件も合わせ、入居率の高い物件がすなわち収益性が高い物件だといえます。銀行に勤めていた頃は、スーパー富裕層向けに、5億から10億もする物件を扱ったこともありました。そうした物件は主に相続税を軽減するための購入であることが多いので収益性はさほど問題になりませんが、A&Fアセット・マネジメントでは一般の方を対象としていますので、確実に収益が望める物件でなければいけません。
 
矢部 少子化の影響で、マンションはどこも空室が目立つと聞きます。満室にすることは難しいのでは?
 
小暮 おっしゃるとおり、通常の物件であれば満室にすることは難しいでしょう。それでも新築物件というのはたいてい満室となりますが、収益はいまひとつです。ですから当社では古い物件を探し出し、リフォームして入居者を集め、満室か、満室に近い状態でお売りしているんです。入居者集めに苦労するぶん、手放す時は子供を嫁に出すような寂しさがありますよ(笑)。
 
矢部 小暮社長が育てたも同然ですからね。確かに、満室であれば家賃収入は確実に入ってきますが、リフォームしたぶん、初期コストがかさみますよね。
 
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小暮 結果的に利回りは、購入額と年間の収入とを基に算出します。入居率を維持していけば確実にキャッシュが入ってきますから、将来的には確実な利益が見込めるんです。事実、当社で不動産を購入された方の多くは、たとえ初めて不動産オーナーになられた方でも、次の物件をお求めになる方が多いです。
 
矢部 2棟目を? 富裕層向けではないとのことでしたが、一般の方でも複数の不動産を持てるんですね。
 
小暮 ええ、それなりのまとまった資金と返済能力は必要ですが、大手企業の役職者クラスのご夫人や、先日は会社勤めの女性が購入されました。矢部さんもいかがです?
 
矢部 大好きな競馬で勝ったら、ぜひお願いします(笑)。