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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

幅広いニーズに応える
子育て支援総合事業

 
 

音楽教育を取り入れた保育カリキュラム
惣菜販売で親の支援にも配慮

 
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尾﨑 先ほどの一時保育サービスもそうですが、「キラキラキッズナーサリー」 ではいろいろユニークな試みを実施しているんですよ。
 
時東 ホームページを拝見しました。音楽教育をされているんですよね。面白いですよね。
 
尾﨑 登園時、朝の活動、給食、お昼寝、自由遊びなど、行動ごとに異なる音楽を導入して、音楽を通して時間的感覚を養ったり、カリキュラムに音楽的要素を加え、子供たちの集中力や創造性、表現力を伸ばそうとしています。皆で合唱したり、合奏したり、ダンスしたりすることで、協調性や自立心も生まれます。また、身の回りのもので楽器をつくり、「音」 に対して楽しむ環境をたくさん作っていきたいとも考えています。実は私の娘も3歳からクラシックギターを習っているのですが、日増しに表現力や集中力が高まる姿を目の当たりにすると、「音楽はこうも人を成長させるものか」 と驚きますよ。
 
時東 特に保育園の年代はとても大切な時期ですよね。私も3歳から12歳までバレエを習ったんです。あの年代に音楽やダンスに触れたことが、今でもしっかり身体の中に残っています。
 
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尾﨑 他にもお惣菜販売や絵本・育児書などのレンタルも考えています。常に保護者様の視点で考え、子育て支援に関するサービスを提供していきたいと、いつもアンテナを張り巡らせています。
 
時東 お惣菜はいいですね。私も買いにいこうかな(笑)。それにしても、保育園というと子供のための施設というイメージがありますが、尾﨑社長は親御さんのこともしっかり考えておられるんですね。
 
 

バランスのよい事業運営が
好循環を生み出す

 
尾﨑 私は、事業とは、密に関わりあうステークホルダーが皆同等に満足できなければ、うまく循環しないと考えています。
 たとえば人材派遣業のパットコーポレーションの場合、ステークホルダーは 「スタッフ」 「クライアント」 「派遣会社」 の三者です。どこかだけが得をしたり一つだけが負担を強いられたりする状況は、利益や収入、そして働く意欲が下がるなど、悪循環が生まれます。保育事業の場合も同じで、「園児」 「保護者」 「保育園」 の三者がそれぞれの立場で満足できるのが理想だと考えています。