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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 
 

知識と素養を磨いて
日本を発信できる役者へ

 
デビュー以来15年以上にわたり、様々な役を演じてきた青木崇高さん。ひょうひょうとした陽気な役から、時には寡黙で内に暗い思いを秘めた役まで、毎回ふり幅の広い役を務めながらも、青木さん独特の深味のある演技を見せてきた。近年では主要な役を演じることが多くなり、昨年2016年にはドラマや映画で主演もされた青木さんに、役者として仕事をするうえで悩んだ時期や、意識が変わったタイミングについて教えてもらった。そして2017年3月から公演の舞台、「ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season花  Produced by TBS」で演じる役の魅力や役への向かい方についても聞いた。
 
 

一つひとつの役を運命だと思って演じる

 
昨年は、ドラマや映画が立て続けに公開になって、仕事に集中していた1年でした。公開作品が多かった分、メディアに取り上げられる機会も多かったですし、たくさんの方に出演作品を見ていただけたのは単純に嬉しかったです。プライベートでは結婚もして、とても充実した1年でした。
 
僕としては、どの作品の役も一つひとつ愛情を持って演じているので、その愛情が見る人にも伝わればいいな、という思いでいつも演じています。特に僕は、その都度器用に役の出し入れができるほうではないので、「長い人生のうちのたった数ヶ月なんだから、向き合うならしっかりやろう」という気持ちで1つの役に向き合っているんです。そうやって役を形にしていくと、「俺はちゃんとやってるぞ、役に背を向けてないぞ」っていう安心感がある。どんな作品のどんな役に対しても、「これはもう運命なんだ!」と思えるようなエッセンスを掴めれば、自ずと役を愛せるし、愛さざるを得ない状況がつくれると思っています。
 
それだけに、今よりもっと若い頃はドラマの撮影期間中も舞台の稽古期間中も、スイッチが入りっぱなしで。いざ本番、という時にはすでに精神的にも体力的にもくたくたになっていました(笑)。きっと当時はまだ経験値が足りなかったのに加えて、スイッチを入れっぱなしにするのが作品と向き合っている状態なんだと思って、力み過ぎていたんでしょうね。それからいろんな作品に出演させていただくようになって、少しずつ切り替えができるようになっていきました。今はオン・オフをしっかり切り替えられていることが、集中力の維持につながっているのかなと思います。
 
 
 
 
 

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