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アナログとデジタルの融合 本と触れ合うミュージアム
角川武蔵野ミュージアム

◆図書館×美術館×博物館!
 話題のカルチャースポット

 
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隈研吾氏がデザインを手がけた「角川武蔵野ミュージアム」
近年は、多くの人が音楽や書籍をスマートフォンやタブレットなどで楽しむようになり、文化や芸術との関わり方も大きく変化してきました。最新テクノロジーを駆使し、五感にアプローチすることで子どもから大人まで楽しめるような新感覚のミュージアムも増えています。そうした施設の一つとして、現在人気を集めているのが、2020年11月に埼玉県所沢市にオープンした「角川武蔵野ミュージアム」です。
 
出版事業で知られる株式会社KADOKAWAと埼玉県所沢市がみどり・文化・産業が調和した地域づくりを共同で進めるプロジェクト「 COOL JAPAN FOREST(クール ジャパン フォレスト)構想」の拠点施設である「ところざわサクラタウン」内に誕生した角川武蔵野ミュージアムは、図書館、美術館、さらに博物館が融合した文化複合施設。水盤の上にそびえる花崗岩で覆われた建物は世界的建築家の隈研吾氏が手がけており、大地からあふれるマグマのようなダイナミックなヴィジュアルで、地域の新たなランドマークとして注目を集めています。
 
館内は地上1階から5階まで、リアルとバーチャルが交錯するさまざまな展示を展開。子どもから大人まで、世代を問わず楽しめるスポットとなっています。好奇心をくすぐる最新カルチャースポット、角川武蔵野ミュージアムの魅力をご紹介しましょう。
 
 

◆見どころ満載のミュージアム内
 圧巻の巨大本棚「本棚劇場」も

 
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ラテアートなどのドリンクを中心に提供する「角カフェ」
カフェやギャラリー、ミュージアムショップに図書空間、博物館と、見どころだらけの館内。インフォメーションカウンターのある2階には武蔵野の工芸品やミュージアムの形状を活かした個性的なアイテムがそろう「ロックミュージアムショップ」や内装を隈研吾氏が監修した「角カフェ」が入り、館内クルーズへの期待値を一気に盛り上げます。1階には、約1000㎡の空間を持つ「グランドギャラリー」や、日本で一番ラノベが読める図書館として誕生した「マンガ・ラノベ図書館」が。KADOKAWAグループのほぼすべてのライトノベルがそろい、その所蔵数はなんと2.5万冊とのこと! 分類ジャンルの開発など、多彩なアプローチは見ごたえ抜群とあって、ラノベ・マンガ好きは見逃せません。
 
3階は、日本が世界に誇るポップカルチャーであるアニメを独自の切り口で紹介するミュージアム「EJミュージアム」。書籍や映画、ゲーム、グッズと、幅広い展開を見せるアニメ作品を取り巻くエンターテインメント全体と共に紹介することで、アニメファンのみならずエンタメ好きも楽しめるアニメ文化の集積地となりました。また、4階にはエディットアートギャラリーのほか、「想像力」や「アニマ」の見せ方にこだわった角川武蔵野ミュージアムのアドバイザーの一人・荒俣宏氏監修の多種多様な展示が体験できる「荒俣ワンダー秘宝館」が常設。同フロアには館長・松岡正剛氏の監修により世界を読み解くための「9つの文脈」にそって約2.5万冊の本が並ぶ「エディットタウン」は本の息づかいや賑わいが感じられる“街”のような図書空間もあり、ここの本を館内のどこででも読めるのも嬉しい限りです。
 
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ここでしか手に入らないグッズは必見
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ミュージアム1階にある「源義庭園」
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広々とした「グランドギャラリー」
 
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ラノベが充実!「マンガ・ラノベ図書館」
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「EJミュージアム」はアニメ文化の集積地に
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「荒俣ワンダー秘宝館」は驚きの連続
 
そして、4階から5階にかけて、高さ約8mという巨大本棚に囲まれた「本棚劇場」は、まさに本好きにとって夢のような場所。KADOKAWA刊行物、角川源義文庫、山本健吉文庫、竹内理三文庫、外間守善文庫ほかの個人蔵書約3万冊が一堂に並ぶ様子は、まさに圧巻です。360°見渡す限りの本という他に類を見ない空間では、定期的に「本と遊び、本と交わる」をコンセプトとしたプロジェクションマッピングを上映。リアルとバーチャルが融合するミュージアムを象徴する、唯一無二のエンターテインメントを、ぜひ体験してみてください。
 
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先進的な選書のモデルとなっている「エディットタウン」
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デジタルとリアルの融合を体験できる「本棚劇場」
 
 

◆何度足を運んでも楽しめる
 企画展示やイベントが充実

 
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5階の「SACULA DINER」では地元食材を使った料理を提供
五感を刺激するような本との出合いや展示が盛りだくさんの角川武蔵野ミュージアムでは、斬新な企画展示やイベントも目白押し。グランドギャラリーでは、施設のグランドオープンと共に始まった、妖怪研究の第一人者・荒俣宏氏監修による展覧会「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」が2月末まで開催中。新進気鋭のイラストレーターが描く妖怪絵図や、妖怪のイメージが具象化されたミイラなど、ここでしか覗くことができない異世界が広がっています。また、3月まで開催中の世界で活躍する日本人とオーストラリア人によるアーティストユニット米谷健+ジュリアによる「だから私は救われたい」も国内ミュージアムでの初の大型個展とあって、注目です。
 
さらに、10月末まで6名のアーティストが「希望」「不安」「鎮魂」「願い」「愛」などをテーマに、ミュージアムの内外を使って各作品をリレー形式で展示する「コロナ時代のアマビエ」プロジェクトも開催中。現在は第二弾として、現代美術家・鴻池朋子氏による作品「武蔵野皮トンビ」が展示されています。ミュージアムの外観に1年にわたり設置されるという大規模な作品とあって、必見です。
 
この先も、角川武蔵野ミュージアムはさまざまな手法で訪れる人の好奇心や遊び心を刺激し続けてくれるはず。図書館×美術館×博物館という多彩なコンテンツがそろったスポットへ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
 
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「武蔵野回廊」でもさまざまな展示が行われている
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1年にわたり、鴻池朋子氏「武蔵野皮トンビ」を展示中
© 2021 Tomoko Konoike
Courtesy of Kadokawa Culture Museum
 
 
写真ⓒ 角川武蔵野ミュージアム
 
 
 
角川武蔵野ミュージアム
〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
TEL  0570-017-396
営業時間 10:00~18:00(最終入館 17:30)、金・土曜は~20:00(最終入館 19:30)
※緊急事態宣言に伴い一部変更あり。最新の営業時間は公式サイトをご確認ください。
定休日 毎月第1・第3・第5火曜日(祝日の場合は開館・翌日閉館)
https://kadcul.com/
 

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