2020年も残すところ2ヶ月をきり、コロナ禍での“新しい日常”が定着しつつある印象です。相変わらずマスクや手洗い、手指の消毒などが欠かせない中でも、自粛ムードは少しずつ和らぎ、しっかりと感染予防対策をしたうえで、屋外でのイベントやレジャーが盛り上がりを見せています。そこで、今回は自然の中でのびのびとリフレッシュできる、注目の体験型複合施設をご紹介しましょう。 豊かな自然に囲まれた、埼玉県飯能市名栗エリア。この環境を最大限に活かし、今年2020年8月、さまざまな北欧文化を体験できる複合施設「Nolla naguri (ノーラ名栗 ) 」がオープンしました。古くから、自然と共生しながら豊かな暮らしを育んできた北欧諸国。飯能市は「人と自然が共生し　森林文化を育むまち」を掲げ、近年は北欧をフィーチャーする施設も増えており、その世界観はまさにベストマッチと言えるでしょう。 北欧文化を通じ、名栗エリアの観光拠点、そして森林体験や環境教育の場としても機能するNolla naguri。どんな体験ができるのか、施設内のスポットを紹介するとともに、その魅力をクローズアップします！

飲食やアウトドアレジャー、ショッピングなどが楽しめるNolla naguriのコンセプトは、“わたしのちょうどいいを見つける場所”。「Nolla」はフィンランド語で「ゼロ」を意味し、心身ともにリフレッシュできるスポットとなっています。 現在オープンしている施設の中でも、気になるのはフィンランド式のテントサウナ®を貸し切りで楽しめる「SAUNACLUB(サウナクラブ)」。この数年、サウナフェスが開催されるなど世は第3次サウナブームとあって、美容や健康、リフレッシュのためにサウナ通いしている人は多いでしょう。そんなコアな“サウナー”も注目するサウナクラブのサウナは、熱したサウナストーンにアロマ水をかけて水蒸気で体感温度を上げるロウリュで発汗を楽しむ本場・フィンランド式。白樺の若い枝葉を束ねた「ヴィヒタ」で全身を叩いて血行促進や肌の引き締めを促すとともに、さわやかな香りで森林浴気分も味わえます。テントサウナ®は9張あり、1張を貸し切りで利用できる点も、周りの目や距離感を気にせず寛げるのも大きな魅力です。

施設内の「Café&Shop YAMASEMI（ヤマセミ）」は、埼玉県産の優良木材として知られる西川材木をふんだんに使用した、木の温もりあふれる空間です。店内には生活雑貨や名物の名栗まんじゅうが並ぶほか、名栗地域に詳しい観光コンシェルジュが常駐しているため、気軽に名栗観光の相談ができるのも嬉しい限り。さらに、Nolla naguriでは、週末に地元や近隣地域から旬の野菜や果物のほか、加工品、雑貨などが集まるマーケットも開催予定。地域の人々と交流を楽しみながら、自分にとって“ちょうどいい”品を、ゆったりと探すことができます。 マーケット以外にも、屋外音楽イベント「REFRESH DAY（リフレッシュデイ）」や、夜空の下での野外映画鑑賞会「CINEMA DAY（シネマデイ）」、アウトドアサウナで心身ともにリセットのできるサウナイベント「SAUNA DAY（サウナデイ）」など、さまざまなイベントを開催するNolla naguri。都会の喧騒から離れ、開放的な環境で楽しむ音楽や映画はまた格別です。 来年2021年春には、新たにグランピングエリアもオープン予定とあって、これからますますNolla naguriから目が離せません。北欧のライフスタイルと名栗のロケーションが生み出す、スローなひと時は、忙しい日常のストレスもリセットしてくれるはずです。周辺にも自然を活かしたレジャーが充実している飯能市で、週末を利用して気軽に北欧への旅気分を味わってみてはいかがでしょうか。