◆魚のおいしさを凝縮した
干物の新しい可能性
洋風の新感覚干物「アタラシイヒモノ」
魚の干物といえば、和食の定番メニューの一つ。日常的に食卓や酒肴として登場する機会も多く、馴染みの深い食材と言えるでしょう。魚の水分を蒸発させることで保存性が高まるだけでなく、身が引き締まり、旨みも凝縮した干物は、程よい塩気でごはんも酒も進む逸品です。
しかし、食が多様化する中で、「なんとなく地味」「焼く以外の食べ方がなくてワンパターン」と感じている人も少なからずいるかもしれません。実は今、そんなイメージを覆す、まったく新しい干物が注目を集めています。その名もずばり、「アタラシイヒモノ」。なんと、干物をフレンチの技術でアップデートし、味わいをさらに凝縮したメイドインジャパンの洋風干物のブランドです。
監修は、フレンチで経験を積み、国内外で注目を集める田村浩二シェフ。つくり手は明治10年創業の老舗干物屋「魚伝」とあって、その品質は折り紙付き! アレンジの幅も広がり、提案するレシピはどれも従来の干物のイメージを一新するものばかりで、目からウロコに間違いありません。伝統の技術を活かし、新たな定番を生み出すアタラシイヒモノの快進撃に注目します。
◆厳選したハーブとスパイスで
干物が洋風の食材に大変身!?
鮮度の高い良質な魚を、手作業で丁寧に開いていく
アタラシイヒモノは、「日本の干物文化を元気にすること」をコンセプトに生まれました。調味のソミュール液には、厳選したハーブやスパイスなどを使用することで、凝縮した魚のおいしさを、さらに風味豊かに引き立てています。
そのため、オーブンやフライパンでそのまま焼いただけでも、あっという間にプロ仕様のスタイリッシュな本格メインディッシュに! 魚グリルを使わずに焼けるスタイルも、手軽で現代のライフスタイルにぴったり。また、アクアパッツァやスープなど、さまざまな料理にアレンジが利き、ワンランク上の洋風食材へと見事に昇華しています。
干物界の大革命とも言える、大胆なリデザインを施したアタラシイヒモノ。とはいえ、魚の目利きから洗い、漬け込み、仕上げ、乾燥といった干物づくりの工程に、一切抜かりはありません。目新しいだけではない、味わい豊かな食材に仕上がっているのは、神奈川県の漁業の街・真鶴で120年にわたり干物を自家製造販売してきた魚伝の、確かな技術があるからこそでしょう。
血や汚れをブラシで隅々まで丁寧に洗う
魚の鮮度が落ちないうちに漬け込み
干すことで身が締まり旨みも増す
◆スタイリッシュな料理で
日本の干物文化を元気に
魚の種類や味のバリエーションも着実に増えている
金目鯛にオリーブオイルをかけて焼き、ハーブグリルに
第一弾として登場したハーブ&ガーリックで南フランス風にリデザインした金目鯛の干物を筆頭に、魚の種類も味のバリエーションも着実に増えているアタラシイヒモノ。スペイン風にピリ辛のチョリソー風味に仕上げた銀鮭ハラスやサバ、さらに、日本では雑魚として扱われることの多いシイラも、ハーブ&ガーリック味で食卓の主役級に生まれ変わりました。また、黒七味でアクセントを加えた“ニュージャパン風”サバのみりん干しを打ち出すなど、まったく新しい干物体験を提案しています。
Webサイトでは、アタラシイヒモノを使ったレシピも多数紹介しています。干物と野菜にオリーブオイルをかけて焼き上げたハーブグリルやトマトで煮込んだラタトゥイユ、さらにはタイ風サラダや炊き込みご飯、パスタやサンドイッチなど、ジャンルにとらわれないメニューばかり。干物の個性を活かすことで、スタイリッシュかつおいしい料理を手軽につくることができます。
干物の既成概念を覆し、可能性を広げたアタラシイヒモノ。モダンに進化させたことで、干物を敬遠していた層にも、今後ますます干物の良さが広がっていくのではないでしょうか。日本の干物文化を、ひいては漁業を盛り上げてくれるであろうアタラシイヒモノの、今後の展開から目が離せません。
サバの黒七味をご飯と共に炊きこんで
シイラの干物をサンドイッチに
サバの黒七味を酒で煮るだけの一品
干物でつくる、魚介の旨みがたっぷりなブイヤーベース
多めの油で食感よく焼いた金目鯛をタイ風サラダにアレンジ
アタラシイヒモノ
https://himono.design/