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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自由で楽しい生活を支援 障がい者グループホーム
グループホームぴーす/合同会社カイ 代表 甲斐恵美子

 
プロフィール 埼玉県出身。結婚や出産・子育てなどを経験した後、障がい者グループホームの運営会社に事務職として入社する。そのわずか半年後に、勤務していた会社が倒産。グループホームの利用者の生活や従業員の雇用を守るべく、同社の事業を引き継ぐとともに、(同)カイを設立した。現在はグループホームぴーすを運営しながら、利用者がより自由な生活を送れるよう尽力している。
 
 
 
千葉県習志野市にある障がい者福祉施設、グループホームぴーす。利用者それぞれが望む余暇を自由に過ごしてほしいと語るのは、同施設を運営する合同会社カイの甲斐恵美子代表だ。動物園に行ったり博物館に行ったり、時には居酒屋店で一緒に飲み会をすることもあるという。一般的な福祉施設に比べ、非常に自由な雰囲気を大事にしているグループホームぴーす。その魅力や仕事への思いについて、甲斐代表に詳しく聞いた。
 
 
 

勤務していた会社の倒産に伴い事業を承継

 
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インタビュアー 岩崎ひろみ(女優)
岩崎 本日は千葉県習志野市で合同会社カイが運営する福祉施設、グループホームぴーすさんにお邪魔しています。甲斐代表はもともと福祉の業界でお仕事されていたんですか?
 
甲斐 ええ。以前は当施設の前身であるグループホームの運営会社で事務職として勤務していたんです。ところが、私がその会社に入ってわずか半年後に倒産してしまいまして。
 
岩崎 えー!? それはまさに寝耳に水な話ですね・・・!
 
甲斐 本当に突然でしたね。利用者様はさまざまな場所から一つのグループホームに集まって共同生活を送ります。みんなが一緒に別のグループホームに移れるならまだしも、全員を一度に受け入れることができる施設はなかなかありません。せっかく仲良くなれたのに、バラバラになってしまうのは悲しいですよね。それに利用者様だけでなく、従業員たちも生活に困ってしまいます。そこで、みんなの生活を守らなければと思い、会社の事業を引き継いで現在の体制で再スタートしたんですよ。
 
岩崎 ものすごい使命感と責任感だと思います! なかなか思っても実行に移すのは難しいですからね。そんな甲斐代表が運営するグループホームぴーすさんがどのような施設なのか、その魅力を詳しくうかがっていきましょう。