石黒　実際、来院される方々とはどのように接していらっしゃるのでしょう。
 
松本　私のポリシーは、一人ひとりのお悩みを丁寧なカウンセリングで引き出しオーダーメイドの施術を進めること。初回の来院時には1時間から2時間ほどじっくりとお話をうかがいます。また、先ほどもお伝えしたように不妊治療に欠かせないのは乱れた暮らしを見直すこと。残業を減らすなどなるべくストレスのかからない生活をして、夜11時以降の食事はやめるなど、体によくない習慣をあらためるよう真剣に説得していきます。
 
石黒　そもそも心や体に余裕がなく、夫婦で愛し合う時間がなければ妊娠できません。その原因は仕事の激務などで本人がすべて悪いわけではないですからね。
 
松本　ええ。そこで当院には、ご夫婦が本気で妊活に取り組めるよう日本初の妊活専門管理栄養士など各分野のスペシャリストが在籍しております。皆さんの悩みをしっかり聞き取り理解して、心身ともにつらい思いをする妊活に寄り添う理念をスタッフ全員で共有しています。
 
石黒　スタッフさんは松本院長以外、全員女性だそうですね。　
 
松本　はい。私は働く女性を応援したいんですよ。「無事に子どもができました」と感謝の言葉をいただけると、スタッフも大きな喜びを感じられるし、自分の力に変えることができるはず。そうして社会的な使命を果たしながら、女性の活躍の場も広げていきたいんです。
 
石黒　女性が輝ければ家庭も明るくなるものです。妊娠できないのは女性だけが悪いのではないのだから、男性にも本気で協力してもらいたいですよね。
 
松本　そうなんです。不妊は女性にとってナーバスな問題。友人にも親にも夫にも相談できず一人で悩み、でたらめなことを書いているSNSばかり見て、さらに苦しくなっていく方が数多くいらっしゃるんですよ。妊活で最も大切なのは本当の気持ちを吐き出すこと。だから、自分を追い込んでしまう前に当院へお越しいただきたいと願っています。
 
石黒　私はロックバンド・LUNA SEAの真矢君と結婚し25年が過ぎました。もともと大ファンだった男性と結婚したので、夫のためにいつもキレイでいようと頑張ってきました。そのおかげで3人の子どもに恵まれ家庭はいつも笑顔であふれています。やはり、女性は夫のためにいつまでも美しくいようという気持ちが大事だと思います。それが幸せな妊娠にもつながりますよね。