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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

誰もが輝ける場をつくる
障がい福祉サービス運営会社

 

利用者が日常の喜びを感じられることが大事

 
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濱中 小山社長がグループホームを運営する中で、大事にしていることも教えてください。
 
小山 先ほど少し触れた、利用者様とのコミュニケーションを大事にしています。私は利用者様に「四季を感じていただく」ことを理念としておりまして。例えば、春ならお花見をしたり、夏はスポーツ観戦しに行ったり、秋は紅葉狩り、冬にはクリスマスパーティを開くなどですね。そんな風に季節ごとにレクリエーションを行って、利用者様と一緒に過ごす時間を大切にしています。
 
濱中 それは楽しそうですね。とてもアットホームで、温かな雰囲気を感じますよ。
 
小山 ありがとうございます。当たり前の日々を過ごせる喜びを感じていただけたら嬉しいですね。やはり病気や障害をお持ちの方に対しては、どうしても過保護になってしまったり、ご自身の生活を投げ打ち無理をしてまで介護をしたりするご家族も少なくありません。そこで、利用者様の生活の様子を定期的に報告することでご家族の方にも安心していただくことができますし、ご家族の方にとってもご自身の時間を過ごしてほしいと考えています。
 
濱中 利用者さん本人だけでなく、そのご家族への気持ちにも寄り添ったサポートをされているわけですか。
 
小山 そうなんです。それに、弊社のグループホームには24時間、スタッフが常駐していますので、利用者様ご本人へのサポート体制も万全に整えています。例えば、仕事や日常の悩みがあって夜にどうしても寝付けないという方のお話を聞いたり、相談に乗ってあげたりもしていまして。また、先ほども言ったように、若い世代の方も多いので、人生相談や恋愛相談などにも気軽に応えているんですよ。
 
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濱中 若い世代の利用者さんから見ても、小山社長はそれほど年齢も離れていませんし、まるでお兄ちゃん的な存在として頼りにされているんでしょうね。
 
小山 利用者様にそう思っていただけていたら、私も嬉しいです。やはり、最初のうちは慣れない環境での生活ですから、不安に感じる利用者様も多いんです。でも、そのように親身にコミュニケーションを取り、さまざまな話をしていくうちに打ち解けて、次第に利用者様からの信頼度が上がったと感じる瞬間がわかるようになるんですよ。その瞬間は、本当に嬉しいですね。