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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

誰もが輝ける場をつくる
障がい福祉サービス運営会社

 

マンションタイプのグループホーム

 
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濱中 一口に福祉の仕事と言っても、さまざまな種類の施設やサービスがありますよね。その中で、グループホームを運営しようと思われたのはなぜだったのでしょうか?
 
小山 それは、利用者様の生活を安定させ、自立した生活を送るための支援を行いたいと考えたからなんです。自立を目指すうえで生活というものが、一番の基盤になってくると私は感じています。グループホームは複数人の利用者様が共同生活を送る中で、互いに助け合いながら自立を目指していくものですからね。それに、利用者様のサポートを行うスタッフも寝食を共にします。利用者様と同じ目線に立って一緒に生活することで、さまざまな気付きも得られると考えたんですよ。
 
濱中 利用者さん同士はもちろん、小山社長やスタッフのみなさんと一緒に生活することで、社会の中でも自立した生活が送れるようになるんですね。
 
小山 そうなんです。ちなみに弊社が運営するグループホームはマンションタイプでして、事業所名として「シャイン」と名付けました。これは、私自身が野球選手として輝けなかった分、利用者様のみなさんの人生を輝かせたいという思いを込めているんです。
 
濱中 とても素敵な思いが込められているんですね。それにしても、グループホームというと一般的には戸建て住宅のような一軒家で共同生活を送るというイメージなので、マンションタイプは珍しい気がします。
 
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小山 確かにそうかもしれませんね。弊社のグループホームには、現在のところ約20名の利用者様が生活しています。一般的な一軒家タイプのグループホームでは数人で共通の部屋を使う場合が多いものの、弊社のようなマンションタイプでは、一人一部屋を割り当てています。半分はグループホームとして共同生活を送りながら、もう半分は一人暮らしのような形にすることで、自立した生活を送るための訓練にもなるんですよ。
 
濱中 なるほど。一人暮らしを意識することで、より一層、自立しやすくなる環境が整えられているわけだ。利用者さんの年齢はどのような方が多いんですか?
 
小山 下は18歳から、上は60代の方まで幅広くいらっしゃいます。特に若い方が多いので一緒にキャッチボールをしたり、野球観戦しに行ったりすることもあるんですよ。そのような利用者様とのコミュニケーションを心がけています。
 
濱中 年齢層も幅広いと、若い方にアドバイスしてあげたり、逆に高齢の方の生活を手伝ってあげたりと、世代間の交流も深まりそうですね。