B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

夜間もすぐに駆け付ける 地域に欠かせぬ訪問看護
株式会社つなぐ/つなぐ訪問看護ステーション 代表取締役 岩﨑大裕

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
プロフィール 千葉県出身。高校時代、入院していた母親の世話で病院通いをしたことをきっかけに、介護・看護の道を志す。卒業後、病院で働きながら准看護学校に通い、准看護師免許を取得。その後、正看護師を取得。病院勤務、小規模多機能での勤務。その後、訪問看護ステーションへ転職し、管理職も経験する。退職後、(株)つなぐを設立。高齢者や精神疾患と診断された人、障害小児を対象に、日常生活の支援や在宅療養を行っている。
 
 
 
千葉県茂原市で、つなぐ訪問看護ステーションを運営する株式会社つなぐ。母の病気をきっかけに看護師を目指したという岩﨑大裕代表取締役は、2024年9月、35歳までに起業するという目標を見事に達成した。高齢化が進む一方で、訪問看護の提供が十分に行き届かないエリアで、医療・介護などさまざまな事業者と手を取り合って事業を展開している。熟練のスタッフや患者からの信頼も厚い岩﨑社長の信念は、人を想い、フットワークを軽く、常に笑顔でいることだ。
 
 
 

訪問看護の世界に飛び込み35歳で起業

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 嶋大輔(タレント)
 千葉県茂原市のつなぐ訪問看護ステーションを運営する、株式会社つなぐの岩﨑社長にお話をうかがいます。ご自身も看護師として率先して患者さんのもとに通う岩﨑社長が、訪問看護ステーションを立ち上げるまでの歩みをお聞かせください。
 
岩﨑 私が高校2年生のときに、母がくも膜下出血で倒れてしまったんですよ。それで、入院中の母の世話をするために病院通いをしていました。その際に、看護師さんたちの仕事ぶりを見て、私もその道へ進もうと思ったんです。高校卒業後は病院に就職し、働きながら准看護師学校にも通って准看護師の資格を取りました。その後、正看護師の資格を取得しました。
 
 病院勤務と学業を両立させるのは大変だったでしょうね。その後はどうなさったんですか。
 
岩﨑 以前から興味を持っていた在宅看護の世界に飛び込もうと決意し、4年間働いた病院を退職して、訪問看護ステーションの仕事に就いたんです。そこで経験を積みながら、35~40歳までに独立するという目標を設定し、今年2024年9月に弊社を設立できたので無事目標を達成できました。現在は、患者様に“安心を届ける”というコンセプトを念頭に置いて事業に邁進しているところです。
 
 看護師を目指してから独立するまで、頑張り抜いた岩﨑社長の情熱と努力に脱帽します。課題を一つひとつ着実にクリアして成長を続ける。これが岩﨑社長の生き方なんでしょうね。