運動やスポーツを通じて
子どもの成長をサポート
子どもの自立と自己肯定感を育む
城戸 事業所名の通り、「子どもたちとハイタッチをすること」がこだわりなんです(笑)。子どもが何かできたときに褒めるのは、誰にでもできることですよね。でも、私はそれだけではなく、できなかったとしても挑戦したことを褒めるようにしています。そのようにして、子どもたちに自信を持たせる方針なんです。
緒方 私も子どもの野球教室で指導をしているときに、ハイタッチをしていました。子どもたちの気分を盛り上げることも大切ですよね。
城戸 おっしゃる通りです! 何事も「挑戦したことが偉いんだよ。すごいんだよ。だから、ハイタッチ!」と言いながらしてあげると、子どもたちは一層やる気になってくれます。一回一回のハイタッチを積み重ねて、苦手なことにも積極的に挑戦する心の強さや、失敗は成功につながるものだから「失敗してもいいんだ」と思える安心感、そして、諦めなければできるようになるという自信と負けない心、負けじ魂を育てる施設でありたいです。
緒方 野球では打席数の3割、ヒットを出せれば良いバッターといわれます。つまり7割は失敗しているんです。できないのが当たり前だと思えることも、心の強さのひとつだと思います。ところで、最近では発達障がいの子どもは増えているんですか?
城戸 近年では一般的な小学校の学級でも10人に1人は発達障がいであると言われています。ですが、それは発達障がいの子どもの数が増加しているのではなく、昔は「ちょっと変わってるな」とか、「マイペースだな」と思われていた子どもたちが、発達障がいであると認識されるようになってきただけなんですよ。
緒方 10人に1人の割合とは、思ったよりも多くて驚きです。1クラスが約30人ほどだとすると、2~3人はいるということですね。
城戸 ええ。でも私は、誰でもそういった部分を持っていると考えています。イライラしていてうまく感情の処理ができなかったとか、その場をやり過ごすことができなかったといった経験は誰にでもあるはず。発達障がいとされる子どもたちは、常にこのような心の状態にあるんです。そのため、弊社の職員たちへは、「誰しもこの子たちと同じ部分を持っているけれど、私たちはそれが表に現れにくいだけなんだ。だから、この子たちもそのような部分とうまく付き合えるように、サポートしてあげよう」と伝えています。
城戸 ええ。でも私は、誰でもそういった部分を持っていると考えています。イライラしていてうまく感情の処理ができなかったとか、その場をやり過ごすことができなかったといった経験は誰にでもあるはず。発達障がいとされる子どもたちは、常にこのような心の状態にあるんです。そのため、弊社の職員たちへは、「誰しもこの子たちと同じ部分を持っているけれど、私たちはそれが表に現れにくいだけなんだ。だから、この子たちもそのような部分とうまく付き合えるように、サポートしてあげよう」と伝えています。