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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

空調設備なら何でも対応
従業員満足度も向上中!

 

従業員全員を有資格者にして信頼獲得

 
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宮地 この仕事には競争相手も多いと思います。御社ならではの強みを挙げるとしたらどんなところになるのか、教えてください。
 
宮林 弊社は空調設備工事に特化しながらも、専門が違う業者さんとの横のつながりを生かしたサービスも提供しているところでしょうか。具体的には、古いエアコンを撤去すると、外壁や室内のクロスに跡が残りますよね? そこで、別の業者さんと連携して、そういう跡のついた部分の塗装やクロスのやり直しにも対応しています。
 
宮地 それは助かりますね。付け替えるエアコンのサイズが前のより小さいと、クロスの色が変わっている部分が見えちゃうこと、ありますから。
 
宮林 そうですよね。その対応が以前はできなかったので、お客様を逃してしまうことがありました。でも今は多くの業者さんと連携しているので、お客様のさまざまなニーズに応えられるようになっています。また、弊社の強みをもう一つ挙げるとするなら、従業員全員が有資格者であることです。会社として看板を出すには代表者が資格を持っていれば十分です。でも、独立前に親方から「全員が会社の代表だと思ってもらうことが大事」と教えられました。そういう思いもあって、従業員にも全員資格を取得してもらっているんです。それによって、お客様からの信頼度もアップしますしね。
 
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宮地 それは他社との差別化になりますし、お客さんからしても、頼もしいと思いますよ。教育についてはどんなお考えでしょうか。全員が有資格者であるほかに、お客さんへの対応など日頃から徹底していることがあるのでは?
 
宮林 きちんとあいさつすることですね。独立したばかりの頃、一緒に動いていたアルバイトさんたちは、あいさつの役を私に押し付けて、自分は黙って玄関に入るような子が多かったんです。幸い、今いる4人の従業員はそのあたりの不安がないので助かっています。
 
宮地 どんなふうに集まってきた人たちなんですか?
 
宮林 最初に来た地元の後輩が友だちを連れてきて、さらにその知り合いが――という感じにだんだんと増えていきました。20代が中心で、みんな私のことを社長ではなく「アキラさん」と呼ぶんです。そう仕向けた部分もあるとはいえ、会社の空気感をよく表していると思いますね。
 
宮地 それだけ宮林社長を慕っているということでしょうね。