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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人材力が一番の武器!
地盤改良で事業を拡大

 

一番の武器は人材力!

 
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矢部 まさに、お父様と二人三脚で新たな地平を切り開いてきたわけですね。
 
菅野 はい、弊社は戸建住宅を中心に地盤改良工事をしています。最近は工場、商業施設など大規模な現場も増えていますね。専用の重機を14台ほど抱え、業界では東北一の規模に成長できました。全国的に見ても、ここまで設備が充実した地盤改良の会社は珍しいと思います。
 
矢部 地盤がしっかりしていなければ、小さな地震でも建物が倒壊してしまうかもしれません。御社のお仕事は、まさに命を守ることにつながりますね。
 
菅野 おっしゃるとおりです。地盤を改良しても建物が完成するとその形跡は見えなくなるので、この業務は以前、あまり重要視されていませんでした。重機を買うだけで多額のコストがかかるため手抜きが当たり前になっている業者も多かったんです。しかし、東日本大震災の後、その重要性が世間にも認知されるようになりました。弊社が震災前に施工した土地は津波の被害を除けば建物の倒壊がなく、ますます信頼度が高まったんですよ。
 
矢部 仕事の重要性が世間に認知される以前から、他社よりも品質の高い工事をしていたとは、素晴らしいですね! 青木部長に現場で大事にしていることをうかがいたいです。
 
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青木亮平部長
青木 丁寧に工事するのはもちろん、現場の見た目も重視しています。地盤改良にはセメントを使うので普通は重機が真っ白になってしまうのですが、私たちは仕事が終わると丁寧に汚れを落とすので、お取引先から「また、新しい重機を買ったのか?」と勘違いされることもあるくらいです。
 
菅野 建設のプロが、道具や現場をきれいに保つのは当たり前。この点はとにかく徹底しています。おかげさまで元請けさんから取引先の一番手に指名されるほど信頼を寄せられており、スケジュールが取れないなど私たちからお断りしない限り、他社に仕事が流れることはありません。
 
矢部 御社の現場を見れば、お客さんも引き続き仕事をお願いしたくなるんでしょうね。仕事ぶりがそのまま営業力につながっているところがすごいです!
 
菅野 ありがとうございます。そうした信頼が得られているのも、弊社の一番の武器としている人材力のおかげ。私より6歳下の30歳で部長を務めている青木を筆頭に、10代から20代の若くてパワーがある人材があふれているんですよ。