埼玉県で、半世紀にもわたって学校や福祉施設などに給食・弁当を提供してきた老舗企業――それが、株式会社ロワールおよび株式会社才武給食です。 地域の小中学校をはじめ、幼稚園や保育園、病院や福祉施設、企業などにサービスを提供する同社。衛生面や栄養バランスを考慮し、毎日飽きないよう多彩なメニューをつくる必要があり、高いレベルを求められるのに対して、地味なイメージが強い業界を変革しようと奮闘しているのが、二社を率いる四ツ井裕明代表取締役です。 その一環として、ボディビルダーやアスリートなど、身体を鍛えている方を社員として迎え、その活動を支援するという「筋肉給食」に力を入れ、ジムもオープンするなど、固定観念にとらわれない事業展開から目が離せません。高齢者施設や介護の現場での食事や栄養管理にも注力し、地域社会の食の安全と人々の健康に貢献する同社の取り組みに注目しました。