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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

新たな風が発展への道標
安全に注力する足場工事

 

環境を変えて新しい風と知恵を生み出す

 
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千葉 システム吊り棚足場協会の活動の他に、力を入れていることはありますか?
 
石田 1つテーマとして掲げているのは、“環境を変えること”でして、1年に1つ何かをすると決めています。これまでは事務所の新設や作業着の統一といった社内環境の整備などを行い、スタッフにとって居心地のいい職場となるよう取り組んできました。環境が変わることでマンネリ化を防ぐことができ、それが働くうえでの楽しさにもつながるのではないかと考えています。
 
千葉 確かに、スタッフさんからすると「今年は何をするんだろう」と、毎年変化していく環境が楽しいですしワクワクしますよね。
 
石田 また、2022年9月には東京に営業所をつくりまして、あえて経験者ではなくまったく違う業界で働いていた人材を採用しました。その狙いも、今までにない新しい風を取り入れることで新たな知恵が生まれ、マンネリ化の防止や社内の活性化にもつながると思ったからなんです。
 
千葉 それはとてもおもしろいお取り組みですね! 人は誰しも同じことを繰り返していると刺激もなく飽きてしまい、新たなアイデアが生まれにくいと思います。ですから、新しい風を取り入れるのはもちろん、それも全く異なる業界での経験と知識を持った“風”であれば、なおのこと新たな発想が生まれやすいですよね。今後の目標についてはどうお考えですか?
 
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石田 建設業界は体力仕事なので、50歳くらいで退職してしまう方が多いんですね。でも弊社の場合、現場監督や資材センターでの軽作業、ドライバーなど、現場仕事ができなくなった先も別のポジションで活躍することができます。そうした受け皿をこの先さらに増やしていき、離職率を減らして将来はみんなで定年を迎えられたらいいなと思っています。また、足場工事は仮設なので、いろんな組み方があります。ゴールは一緒でもその組み方はそれぞれ異なり、想像力が必要なんです。自分の想像通りの組み方ができると楽しい足場工事の仕事を、より多くの人に体験してほしいですね。
 
千葉 “環境を変える”というのはそういった意味もあったわけですね。想像力が大事なのはマラソン競技とも共通するのでよくわかりますよ。走ることに正解はなく、100人いたら100通りの走り方があります。だからこそ奥が深くおもしろいんです。今後も想像力を武器に常識にとらわれない新しい試みで、業界に新風を吹き込み続けてください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
想像して創造することです。基本は同じであるものの、作業現場ごとに合わせて足場の組み方をイメージし、つくり上げることが楽しいです。
(石田英司)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 林工業株式会社
■ 本社 〒299-0118 千葉県市原市椎津912-2
■ 事業内容 仮設工事一式請負/仮設資材リース及び販売
■ 設立 昭和55年12月
■ ホームページ http://hayashi-kougyo.co.jp
https://tsuridana.org (システム吊り棚足場協会)