さまざまな仕事を経験して気付いた鳶の魅力
中村 はい、18歳で業界に入り、斫りや内装、サッシといろんな現場工事を経験しました。中でも鳶の仕事がとても楽しく、将来はその道で独立したいと思ったんです。
内山 いくつもの仕事を経験し、鳶職に大きな魅力を感じられたのですね。鳶職というと、足場をつくる大切な仕事というのはもちろん、朝が早くて仕事がきつそうというイメージもありますよね。
中村 でも、何もない場所に建物が建ったときの感動が大きく、その工程の一部を担えるやりがいのある仕事でもありますよ。私は、「思い描いた体制を築き、より良い環境で仕事をしたい」「オリジナル色の強い仕事も請け負いたい」と考え、27歳のときに独立しました。2020年には法人化も果たし、今は鳶以外にリフォームの仕事にも対応しています。コロナ禍で法人化の際には苦労もしたものの、専務をはじめ従業員たちに支えられ、乗り越えられました。