歌崎　どん底まで落ちたとき、「どうせうまくいかないなら、自分の好きなようにやろう」と思ったんです。一般的には推奨されない方法でも、自分が良いと思えばとにかくやる。そのうち仕事が楽しくなっていきました。
 
狩野　ある意味、大学受験時代のマインドに立ち返ったともいえますよね。ご自身の原点に回帰したといいますか･･･。
 
歌崎　そうかもしれません。京大志望を宣言したときは、200人中200番の成績だったんです。先生に「何年かけても無理だから、志望校を変えろ」とも言われました。でも、志望校は自分の行きたい大学。他人の意見で変える必要はないと思ったんです。
 
狩野　自分を肯定し、信念に基づいて行動すれば、物事が好転すると。身をもって培ってきた人生哲学なのですね。いま-みらい塾さんに通う生徒さんは、単なる勉強方法にとどまらない、大切なことを学べるんじゃないかな。
 
歌崎　そう願っています。失敗への言い訳が癖になると自信がなくなり、生きづらさの原因にもなります。子どもたちにはそうなってほしくありません。一人ひとりが自分らしく輝いてほしい。そういう意味でも、教育業界に新たな風を吹き込んでイノベーションを起こしていきたいですね。
 
狩野　お話を聞いて、私が野球で実践してきたのも、挑戦と改善だったと腑に落ちました。少年野球を指導する身として、考え方を見直す契機にもなりましたよ。今後も常識や固定観念にとらわれず、教育業界のスティーブ・ジョブズを目指して頑張ってほしいです。教育業界に新たな風を吹き込んでください！