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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

目標は「学習塾卒業」
自学自習を育む学習塾

 

大切なのは自分の意思で勉強すること

 
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狩野 いま-みらい塾さんのリーフレットを拝見しました。「自学探求講座」ではどのような指導をされているのでしょう?
 
歌崎 学び方と学ぶ姿勢を教えています。リーフレットにはさまざまなコースを掲載しており、その中で現在は自学探求講座に重点を置いていまして。人それぞれ問題点は違うので、各自に合ったメッセージを伝えられるよう、1コマ5000円で個別指導しています。できるだけ早く卒業してもらうことが目標なので、1回目での卒業が理想ですね。
 
狩野 えっ! ビジネス的には、一般的な塾と正反対じゃないですか。
 
歌崎 塾に頼らず、自学自習できるようになってほしいんですよ。だから、学び方と学ぶ姿勢が身につけば卒業してもらうようにしています。
 
狩野 なるほど、自分で学ぶ姿勢を育むことに徹されているのですね。普通は長く引っ張ったほうが収益を得られるけれど、それでは子どもたちのためにならないと。歌崎社長の誠実なお人柄がわかりますよ。ところで、学習塾であれば生徒さんたちのバックグラウンドも多様ですよね?
 
歌崎 京都大学志望から特別支援学生まで幅広いです。しかし、すべての生徒さんに必ず問うのは、勉強をするかしないかということ。他者に強制されることが勉強に対する苦手意識の原因なので、勉強をするかどうかは自分の意思で決めてもらいます。中には、勉強しないと決める子もいますよ。趣味の範疇であるものの、YouTuberを目指す子にはYouTubeのアドバイスをするなど、勉強しない道も応援します。
 
狩野 勉強しない選択も尊重するとは驚きです! 歌崎社長は、ゲーム感覚で学べる「はやべん」というアプリを開発されたそうですね。教育革命として、メディアにも取り上げられていると聞きました。
 
塾に頼らず自学自習してもらうのが目標!
塾に頼らず自学自習してもらうのが目標!
歌崎 はやべんは、早押しクイズ学習アプリです。計算や暗記物は、できるだけ速い回答に挑戦することで強くなります。「ゲームはダメ」という意見もあるでしょう。しかし、実はゲームもスポーツも脳の使い方は同じなんです。これを学習に応用しました。脳の活性化には本気を出すことが大切で、その本気を引き出すのがライバルへの競争心です。ゲームは学習に最適な脳トレだと思います。
 
狩野 スポーツでも瞬時の判断は欠かせません。野球なら、球が飛んできた瞬間、フォークかカーブかを見極め、記憶を引き出して対応します。そういう瞬発力が、勉強でも大切なのですね。