矢部　これまでのお話をうかがっている中で、お二人は本当に仲がよさそうだなと感じました！
 
須田　ありがとうございます。確かに仲はとても良いですね。でも実は、性格や考えた方はまったく正反対なんですよ。
 
矢部　えー、それは意外！　例えば、仕事の方針や目的などで意見が合わないこともあるんですか？
 
須田　ええ、ありますね。しかし正反対だからこそ、とてもバランスが良いと感じているんです。例えば、私が新しいことを提案したとすると、最初は必ずと言っていいほど前田に反対されるんですよ（笑）。でも、たくさん話し合い、互いに相手の考えを聞いているうちにいろいろな案が出てきて、最終的にはちょうどいい落としどころが見つかるんです。ですから、何か新しいことを始めるときでも、不安はまったくないんですよ。
 
矢部　須田社長は建築、前田専務は運送と、それぞれの得意分野は異なっている。でも、だからこそ、別の角度から物事を見て判断できるというわけですね。そんなお二人のもとでなら、従業員のみなさんもきっと心地良く働けると思いますよ。
 
須田　そう思ってもらえると嬉しいですね。私たちは、会社の主役は従業員だと考えています。ですから、会社としてしっかりとシステムを構築して管理し、従業員たちが気持ちよく働ける環境づくりを心がけています。そのためか、離職率は驚くほど低いんですよ。
 
矢部　それは素晴らしい！　まさに従業員が主役というお考えが、結果として表れているんでしょうね。