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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

建築、運送、そして飲食
ゆとりを強みに事業拡大

 

運送業は技術とマナーが問われる高度な仕事

 
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矢部 建築事業で数々の実績を積み上げてきたんですね。では、そのほかの事業についてもおうかがいします。前田専務がもともと本業となさっていた運送事業は、昨年の12月に開始なさったばかりだとお聞きしました。
 
前田 ええ。でも、私にとっては新規事業ではなく、もとの業界に戻る感じですね。前職時代から関係を結んできた協力会社と提携し、お互いに助け合いながら業務を行っています。
 
矢部 運送業と言っても、引っ越しや宅配便など多様なサービスがありますよね。御社ではどのような業務をなさっているんですか?
 
須田 主に大手家電量販店様からのご依頼で、家電製品をお客様にお届けします。特に、冷蔵庫や洗濯機、テレビなどが多いですね。ときには空調ダクトなどの大きな機材も運びますよ。さらに、家電の設置や取り付け、試運転などのサービスも行っています。もちろん、使い方の説明もいたします。特にご高齢者は取扱説明書を読んでもわかりにくいという方が多いので、実際に目で確認してもらいながら、丁寧にご説明するんです。
 
矢部 それはお客さんにとってはありがたいですね! 実は私は最近、引っ越しをしまして、そこでとても不快な思いをしたばかりなんです。その引っ越し業者さんは、こちらが挨拶しても知らんぷりでしたし、洗濯機に私の下着がひっかかっているのを見つけて大きな声で笑っていたんですよ! そう考えると、お客さんのお家の中での作業は、コミュニケーションやマナーも大切になりますよね。
 
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専務取締役の前田一輝氏
前田 おっしゃるとおりですね。運送業はさまざまな能力を必要とする、難易度の高い仕事だと思っています。搬入や設置の知識・技術はもちろん、お客様の個人情報などプライバシーにも関わりますので、礼儀やマナーも身につけなければなりません。お客様に不快な思いをさせるなんて論外ですよ!
 
矢部 そうですよね! 前田専務のお話を聞いて、御社のサービスなら安心だと思いました。それに、お客さんからのクレームやトラブルは、自社だけではなく依頼主の信用にも関わりますからね。
 
須田 ええ。そのため、ご依頼主様より設置確認報告書の提出が義務付けられています。弊社ではさらに、名刺をお渡ししたか、商品やお家に傷をつけていないか、しっかりと商品説明をしたかなど、その場で細かくチェックしているんですよ。常にお客様の安心と安全に配慮したサービスを行えるよう、徹底した意識を従業員とも全員で共有しています。