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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

スポーツ施設を運営管理
社内一丸で清掃業も展開

 

組織をまとめる礼儀と人柄

 
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 建物の管理会社はたくさんありますが、スポーツファンダメンタルズさんの強みはどこだと思いますか?
 
磯山 ずばり、人ですね。どこに出しても恥ずかしくないスタッフばかりです。
 
 そう言い切れるって、すごいですよ。きちんと育成している、自信の表れなんだろうなぁ。ぜひ教えていただきたいのですが、育成に関して特に気を付けた点はありますか?
 
磯山 育て方は人それぞれですが、共通していたのは礼儀についてですね。
 
 礼儀ですか。やはり磯山社長はスポーツ競技経験者ですねぇ。経験者のよいところは礼儀の大事さを知っている点です。特に初対面の人との挨拶は、その後の関係を左右する程の大きい意味がありますから、本当に大事なことですよね。
 
磯山 礼儀はコミュニケーションツールですよね。清掃業も、椅子を動かす人、床磨きをする人、ワックスがけをする人などチームを組んで行うので、チームワークが不可欠。だからこそ、円滑なコミュニケーションを取るためにもお互いを尊重しあえるような関係づくりが必要です。それを実現するのは礼儀正しい挨拶を欠かさないことなんですね。
 
 その結果で結ばれた絆が、磯山社長がおっしゃった「崩れない関係」というわけだ。
 
磯山 その通りです。昔、アルバイトで働いていた子が、今でも社内のバーベキューに参加することもあります。SNSで「子どもが生まれました」と報告してきて「また、俺の孫が増えたな」と返信することもありますよ(笑)。
 
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 羨ましい関係です(笑)。心と心でつながりあえていますよね。それほど慕ってくれるスタッフが多いと、やりがいを感じる瞬間もたくさんあるでしょうね。
 
磯山 ええ。スタッフはみんな、なぜか「会社が好き!」と言ってくれているそうです。そういった話を耳にすると、照れちゃうけど嬉しいですよね。
 
 話をしていて確信しましたが、それは磯山社長の人柄にあると思いますよ。サッカーチームの監督も、ずば抜けた技術や戦術があってもそれだけではダメ。最終的に慕われるポイントとなるのは、その監督の人柄です。
 
磯山 あとは、現場を見てくれるスタッフが、後輩の面倒をよく見てくれているおかげでしょうね。
 
 スタッフが共通の思いを持っているから、それだけまとまった組織になるんだと思います。サッカーでも、心が1つになったチームが強い。会社経営もそれと同じですよね。