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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。高校・大学時代には卓球に打ち込む。大学卒業後、建築関連の会社に入社。3年後の1988年、大学時代に専攻した工業化学の知識を活かすため(株)日本公害管理センターに転職した。9年間の本社勤務後、千葉支店に移り、支店長を務めた。2012年に本社に戻り、2013年に前代表の引退に伴い代表取締役に就任。社内改革を推進しつつ、業務を拡大している。【ホームページ
 
 
 
水質や大気、騒音、振動などの分析や環境測定を行う株式会社日本公害管理センター。浄化槽や給水設備、ビルの貯水槽といった施設の管理・清掃も手がけ、身近なところで我々の生活を支えてくれている。2013年に代表取締役に就任した松倉達夫氏は、「できない」という言葉を社内から一掃する改革の真っ最中。社員のレベルアップを促すことで、顧客とのさらなる信頼関係構築を図っている。
 
 
 

生活の質を向上させる縁の下の力持ち

 
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インタビュアー 三浦淳寛(サッカー元日本代表)
三浦 水質や大気質の測定、浄化槽や給水設備の管理など、環境に関わる幅広い業務を手がけていらっしゃる日本公害管理センターさん。創業は1971年だそうですね。
 
松倉 ええ。当時の日本には下水道が今ほど普及しておらず、一般の排水は浄化槽で処理していました。その浄化槽の管理をするために、初代の代表が当社を立ち上げたのです。ただ、下水道の普及と共にこの事業は縮小していきました。千葉や埼玉にはまだまだ残っているのですが、東京都内にはもう浄化槽はほとんどありません。
 
三浦 それで、千葉・埼玉・神奈川にも支店や営業所をお持ちなんですね。現在は、どのような事業構成なのでしょうか。
 
松倉 当社は3つの柱で事業を展開しています。1つは水質や大気質、アスベストや騒音など環境全般の調査・分析事業。2つ目が廃水処理施設や学校のプールなどの設計・施工・管理事業。3つ目が貯水槽や排水管の清掃をする、ビル管理事業です。
 
三浦 普段、僕らが飲んでいる飲料水や川の水質などを調査する重要なお仕事をしてらっしゃるわけだ。あまり目立たないかもしれませんが、生活を向上させ快適にするための、縁の下の力持ちなんですね!