背骨矯正メインの整体院
自然治癒力高め健康体に
痛みを知る恩師から治療への使命感受け継ぐ
せんだ どんな仕事でも 「ありがとう」 の一言が何より励みになるし、もっと喜んでもらいたいって思いますよね。中嶋先生を見ていると、そういう患者さんへの気持ちが伝わってきます。表情も話し方も明るいですし。
中嶋 ありがとうございます。私はいつもこんな感じなんです(笑)。名前の 「元(はじめ)」 は元気のゲンだって、昔から言ってるんですけども。
せんだ いいなー、それ。ところで、修業時代はどんな経験をされたんですか?
中嶋 都内の専門学校で指圧や按摩マッサージを学んで資格を取った後、茨城県の水戸市で開業している師匠のもとで4年間、丁稚奉公のような形でみっちり指導を受けました。
せんだ 丁稚だなんて、今どき珍しいなぁ。古風な師弟関係を想像させますね。
中嶋 本当に、そんな雰囲気でした。「骨格から治す」 という基本姿勢は、師匠から叩き込まれたものです。師匠はそうした信念をご自分の恩師、私からすると大師匠に当たる方から学びました。大師匠はご高齢ながら今もお元気で、師匠が整体を始める前、長年患っていたヘルニアを治したことがあるんです。
せんだ すると、師匠の恩師である前に、恩人であったわけだ。
中嶋 ええ、大師匠ご自身も側湾症で不自由されていた方で、だからこそ、骨に関しては並々ならぬ研究の蓄積があったんですね。その治療に感激した師匠は、それで自分も治療師になろうと決意し、大師匠に弟子入りしたわけです。
せんだ お二人とも、自身のつらい経験が仕事への情熱につながっているんでしょうね。
中嶋 そう思います。大師匠がよくおっしゃるのは、自分たちはあん摩マッサージ指圧師の資格を持っているけれど、実際に行うのはマッサージではなく治療。正しい骨格に戻す 「整骨」 をするんだということです。そうした使命感は、大師匠から全国にいる弟子たちへ、そしてその中の1人である師匠から私へと、ブレることなくしっかりと継承されていると思います。治療師としての “背骨” を与えてくれた師匠と大師匠には、感謝の言葉しかないですね。