中嶋　一概にそうとも言い切れませんが、私たちの患者さんについては、痛くて動けなかったのが立てるようになる、元気に歩けるようになるというレベルを目指しています。いいたとえではないかもしれませんが、縁が欠けてしまったコップも、接着剤でくっつけて水が漏れなくなれば、機能を回復したと言えますよね。身体を治すのもそれと似ています。ただし、一度壊れたコップは直してもまた壊れやすいから、なるべく壊さないことが大事なんです。

 

せんだ　つまり、予防が大事なのか。

 

中嶋　その通りです。悪くなってから治そうとすると、患者さんは時間的にも経済的にも大きな負担を強いられることになります。だから、定期的にメンテナンスをすることで、健康な状態をなるべく保つようにしたほうがいいんですよ。

 

せんだ　病院に行くほどじゃないけど、ちょっと痛いとか違和感があるといった程度でも先生のところに来て構わないんですね。

 

中嶋　もちろん、お気軽に来てください。メンテナンスさえ怠らなければ、ケガをしにくい身体になります。いつでもご相談ください。