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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

週末に海外で副業ができるよう
日本の優れた技術者を支援する

 
 
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大門 ご自身の経験から発した事業であれば、いかにビジネスモデルが新しくても根底にはしっかりしたベースがあるはずだから、安心です。しかし、海外への営業活動は大変ではないですか? ほとんど向こうに行きっきりでしょう。
 
稲田 営業に関しては、現在韓国に正社員を一人置いて、頑張ってもらっています。金さんという方で、日本のメーカーに7年ほど派遣社員として在籍していて、非常に優秀でありながら正社員に登用されなかった技術者です。そんな境遇にあったせいもあり、私の事業に共感して手伝ってくれています。もちろん私も、指導と営業の両方で現地の企業に関わっています。新規クライアントも増やしていかなくてはなりませんからね。先日も、上海で開催された技術展示会に行って名刺を配ってきました。
 
 

自分の技術力が海外工場で製品化される喜び

 
大門 このビジネスは顧客企業のニーズと技術者の強みをいかに正確にマッチングするかが鍵になると思います。そのための情報収集はどのようにされていますか?
 
稲田 海外のメーカーが新規事業を始めたいと考えたとき、まず必要なのは生産設備です。生産設備は投資額も大きくて失敗できませんから、海外のメーカーはやはり、精度の良い日本製を導入するケースが多いです。弊社には懇意にさせていただいている商社が複数ありまして、そういった情報をいただくのです。そこから、どの会社が何を作ろうとしているかを予測して、照準を合わせた売込みを展開するわけです。
 
大門 なるほど。それなら効率の良い営業ができますね。しかし、今後の展開が楽しみですね。技術者の皆さんも大いに期待していると思いますよ。
 
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稲田 ありがとうございます。海外からの需要は日増しに多くなっていますから、まずは順調に推移していくでしょう。特に中国は、この先も大きな市場になってくることは間違いありません。ですから、対応できる技術者のジャンルを早く拡充して、私が直接携わらなくても業務が回っていく体制を整えることが急務です。
 
大門 全ジャンルを稲田社長がまかなっていると、体がいくつあっても足らないですものね(笑)。
 
稲田 そうなんですよ(笑)。 今後は、長年培ってきた人脈をベースに、公募やヘッドハンティングも積極的に行うつもりです。自分一人では資本もなく実現不可能な技術も、海外の工場を活用すれば製品化できるかもしれない。技術者にとってこれ以上の喜びはないはずです。そんな喜びを、多くの方々とシェアしていきたいですね。
 
大門 優秀な技術者には全地球規模で活躍してもらわないとね。これからも頑張って下さい。本日はありがとうございました。
 
 
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 テクノ・インフォ・アシスト 有限会社
 ■ 本社 〒290-0141 千葉県市原市ちはら台東2-20-2 ファミールハイツ11-301
 ■ 事業内容 日本の技術者と海外の製造業を結ぶ技術コンサルタント
 ■ 設立 平成22年 3月
 ■ 連絡先 kokiinada@kvf.biglobe.ne.jp