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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。学生時代にアメリカにてビジネスの基本を実践的に学び、<人>と<情報>と<物流>に関する独自の事業観を確立する。卒業後、電機メーカー直系の物流会社に情報システム・エンジニアとして10年間勤務し、人材派遣会社に転職。3年半勤続した後、取引先の人材コンサルタント会社を引き継ぎ、2006年に(株)エー・スクエア代表取締役に就任。親身のフォロー体制により、人材派遣業界内での存在感を高めている。
 
 
親身のフォロー体制とスタッフの個性を最大現に引き出す人材活性化メソッドにより、派遣先企業と登録スタッフの双方から高い評価を確立した(株)エー・スクエア。<人>と<情報>と<物流>のバランスを的確に見据え、新たな視野から独特の環境関連事業をも展望する中山善幸社長が、真に人を導き、活かすためのコミュニケーション哲学を公開する。
 
 
 

人・情報・物の流れを見つめる眼力

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)

矢部 中山社長は、以前は電機メーカーにお勤めだったとか。
 
中山 電機メーカー直系の会社で情報システムを担当していました。電器製品って、生活の中の一部じゃないですか。生活に必須なものに関われるところで働けば得られるものが多いのではないかと思い、そこからキャリアをスタートしたのです。
 
矢部 エンジニアのご出身から、どんな経緯で人を相手にするお仕事をされるようになったのですか?
 
中山 そちらの会社にいた時に、私は派遣の皆さんを使う立場にいたわけです。本当にいろんな方々と接しまして、コミュニケーションの取り方に段々と精通していきました。それなら、今度は人を扱うビジネスにもトライしてみようじゃないかということで、10年間エンジニアとして勤めた後に、人材派遣会社に転職しました。
 
矢部 情報から人へと、扱う分野を広げられたわけですね。
 
中山 そうです。<人>と<情報>と<物流>はどんな仕事でも必ずついて回ります。私は学生時代から独立志向が強く、学生時代に約1年、アメリカでアルバイトをしながらアメリカン・ビジネスを研究したことがあります。その際にこの三つが全ての基本になると確信し、いずれ三つとも手掛けられるようになろうと思っていたんです。
 当社はもともと、私がお世話になった人材派遣会社の取引会社でして、主業務は人材に関するコンサルティング業でした。私は先代から事業を譲り受ける形で独立させていただきまして、その際に、私はコンサルタント業よりも人材とのコミュニケーションが得意でしたから、主業務を人材派遣に切り替えて再出発させていただいたという経緯です。
 
 
 

マン・ツー・マンを基本とする人材派遣業
 

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矢部 現在、登録スタッフは何人くらいいらっしゃいますか。
 
中山 登録スタッフは約1000人です。そのうち、100人前後のスタッフが実際に稼働しています。
 
矢部 人材派遣業を展開する上で、どんなことを心がけておられますか。