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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

介護難民ゼロを目指した
空き家活用の福祉事業

 

空き家を活用して介護難民の問題を解決

 
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亀山 空き家を利用した福祉事業とはどのような事業なのですか?
 
岡本 地域の不動産会社やアパートのオーナーと連携し、空き家を借りて心動が配食サービスや見守り支援を行っています。保証人や費用の問題でサービス付き高齢者向け住宅などに入居できない方をサポートする全国的にも珍しい事業です。
 
亀山 介護難民はもちろん、近年、地方で増えている空き家の問題も解決できるアイデアですね。でも、身寄りのない高齢者を入居させるのはリスクがあると考えて部屋を貸すのを躊躇される物件オーナーは少なくないのでは?
 
岡本 そうなんです。そこで私たちが身元保証人となり、配食サービスと見守り支援も行うことで初めて入居が叶うようになるんです。当初は地元の不動産業者を回って協力をお願いしていましたが、今ではオーナーさん側からお声がかかるようになっています。
 
亀山 心動さんがリスクを担保することで、地域のすべての方が幸せになっているんだなあ。
 
岡本 心動のデイサービスを現在利用されている方の大半が、このサービスも利用されていますよ。
 
亀山 健やかに自宅で暮らしながら、外出して体を動かしたり人と交流したりする機会もあるという理想的な日々を過ごせるわけですね。
 
岡本 はい。そして、もし寝たきりになっても私たちが最後まで面倒をみさせていただきます。末期癌で病院を放浪していた方をお連れしたこともありましたよ。数ヶ月ここで暮らした後に亡くなられましたが、住まいなどの不安なく、最期の時を過ごしていただけたと思います。
 
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亀山 非常に素晴らしいお仕事をされていると感じます。近年は未婚のまま晩年を迎える方も増えている現状ですから、20〜30年後はさらに心動さんのサービスを必要とする方が増加していくと思いますね。
 
岡本 おっしゃる通りです。だからこそ、この事業を全国に展開したいと考えています。本事業で儲けようとは考えていませんので、同じ志の経営者の方がいらっしゃればノウハウは全部お教えします。興味があればぜひお声がけしていただきたいですね。自分たちの活動を通して、この国の福祉事業を良い方向に変えていければと思っています。だからこそ、ホームページなどもつくって発信しているんです。
 
亀山 御社のホームページを拝見しました。とてもカッコいいですね!
 
岡本 ありがとうございます。全部独学でスキルを身に付け、自分でつくったんですよ。福祉業界以外の事業も、つながりがある業界のことは自分で勉強してできるようにしています。