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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

柔軟性とアレンジ力で
生活を彩る花を届ける

 

女性スタッフの意見も聞きながら柔軟に対応

 
glay-s1top.jpg 花選びからアレンジまで、京花園にお任せ!
花選びからアレンジまで、京花園にお任せ!
狩野 最近はネット通販で生花を買う人も増えています。でも、画面だけで見て注文すると実際に届いたときに「イメージと違う!」となりがちです。やはり、実際の店舗に足を運んでお花を見て、松永社長のような花に囲まれて育ったプロに相談しながら選ぶほうが安心できますよ。事前に京花園さんのインスタグラムも拝見して、空間を一気に変えるお花のアレンジ力には驚きました。この引き出しの多さこそお店の最大の強みでしょうね。
 
松永 ありがとうございます。ご来店したお客様からは花を贈る目的やお相手の性別、年齢、雰囲気などを丁寧にヒアリングし、価格以上に華やかな見栄えのするアレンジを心がけています。それが可能なのは長年の経験とノウハウがあるからと言えるでしょう。
 
狩野 松永社長は、街を歩いていても花があるとつい見てしまうのでは?
 
松永 ええ、テレビに花が映るだけで気になるほどです(笑)。固定観念にとらわれずチャレンジを繰り返していると、お客様のお店の入口に飾られた弊社の花を見て、別の店舗の方が「気に入った」とご注文をくださることもあります。ありがたい限りですよ。
 
狩野 そうした不断の努力を積み重ねているからこそ、個人から店舗・企業までさまざまなお客様のニーズに応えることができるのですね。自分なりの表現でお客さんに喜ばれるお花のアレンジは楽しい仕事だと思います。その一方で、お客さんの心をつかむのは簡単ではないはず。あらためて松永社長ならではの工夫をお聞かせください。
 
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松永 先代だった父は花へのこだわりがとても強く、「このアレンジでないとダメだ」と決めたら絶対に変えない頑固な一面も持っていました(笑)。一方、私は女性スタッフの意見も聞きながら柔軟に対応しています。花屋もそのときどきに合わせて武器を持たなければなりません。このようにアレンジ一つとっても変化を恐れないことが父とは違う私の武器、こだわりと言えますね。
 
狩野 何事もまずやってみる。これが大切なのは野球でも同じです。変わり続けることをためらわず、どんな状況も受け入れる松永社長の姿勢に、私も大いに共感しますよ!