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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

電気の困りごとを解決!
地域に根差した電器店

 

環境や生活状況を知り、最適な商品を提案

 
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石黒 出浦社長がお仕事をする中で、大切にしていることを教えてください。
 
出浦 お客様の現在の生活スタイルを崩すことなく、より快適にすることを心がけています。そのために、お客様の自宅の構造や設置するお部屋の間取り、お客様の生活習慣や家電製品を使用する状況なども確認するようにしています。例えば自分の場合、敷地に入る前にまずアンテナを見ています。
 
石黒 アンテナですか!? どうしてアンテナを見るのか、ぜひ知りたいです!
 
出浦 そのほうが、テレビの設定を変える場合、わざわざもう一度外に出てアンテナの方向を確認しなくて済むからです。そのため、アンテナの向きやBSは付いているかなどを見てから訪問しているんですよ。そしてその後に、建物のつくりや間取りを確認するんです。
 
石黒 そこまでさまざまなことを確認しているとは驚きました。確かに間取りや部屋の大きさなども確認しておかないと、部屋に合わないサイズのテレビを購入するわけにはいかないですからね。
 
出浦 そうなんです。テレビは距離も大事ですが、部屋の明るさも大事です。よく、どのメーカーのテレビの映像がきれいかで迷われる方がいらっしゃいますが、正直自分はお客様の好みで良いと思っています。家電量販店でどれを購入するか迷われても、お店とお客様の部屋の照度とは違いますし、お客様の部屋に設置するのは基本的に1台ですから、お店のようにテレビを並べて観るわけではありません。個人的にはREGZAの映像が好きですけどね(笑)。
 
石黒 やっぱりREGZAが好きなんですね(笑)。お客さんの生活スタイルに合わせて商品を提案してくださるというのはどういうことですか?
 
出浦 例えば、冷蔵庫を買い替える場合、それまで使われていた冷蔵庫の野菜室が中段であれば、同じく中段に野菜室がある最新式の冷蔵庫をおすすめします。もし野菜室が冷蔵庫の下段になってしまうと、野菜を取るときに屈まなくてはいけなくなりますよね。一見すると些細なことに思われるかもしれません。でも、もともとそのスタイルに慣れている方ならまだしも、ちょっとした動作の変化によってお客様の生活そのものが変わってしまうと、お客様がストレスを感じてしまう可能性もあります。
 
石黒 なるほど。確かに普段の生活スタイルが乱れてしまうとストレスに感じ、時には体調に影響が出てることもあるかもしれません。私の家では、一日に氷をたくさん使うので、冷凍室が中段の冷蔵庫が好ましいんです。そんな風に人によって生活スタイルは異なりますから、それぞれが普段どんな生活をしているのかを知ることが大事なんですね。
 
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出浦 そうなんです。店舗に並んでいる商品を見るだけでは、どの商品がお客様の生活に合っているかを判断することは難しいですからね。お客様の住居の構造を知り、搬入時の流れを把握することも重要です。設置場所には収まる寸法の商品でも、設置場所までの廊下などを通れない場合もあります。ですから、お客様の生活スタイルに合わない性能や寸法の商品はおすすめしないようにしていますし、時には親しいお客様に「その商品は買わないほうがいいよ」と助言することもあります。
 
石黒 私も以前、洗濯機を購入したときに部屋の入口から搬入できず、一度ドアを外すことになってしまいました。いくら高性能な商品だからといっても無闇におすすめするのではなく、その人の生活に適した商品を提案してくださるのはお客さんも嬉しいでしょうね。