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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

多彩な方法を駆使して
根本改善へと導く専門家

 

人の役に立つべく、勉強を重ね技術を習得

 
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宮地 インソールを変えるだけでそれほどの違いが表れるとは驚きですね。痛みを抱えた人たちを改善したいと思われたのも、そうした経験がきっかけなんでしょうか?
 
三宅 そうですね。マッサージの資格を取ろうと考えたのは大学時代で、それまではプロのテニスプレイヤーになるつもりで練習に励んでいたんです。ですが、次第にプレイヤーを支える側の立場に魅力を感じ、コーチになりたいと思うようになりました。それからは都内のテニススクールに就職して実際に教え始めたものの、テニスをしていると自分も生徒さんも、痛みやけがに見舞われることがすごく多かったんです。
 
宮地 本気で打ち込む人ほど体の負担が大きいですよね。テレビで見ているだけでも、テニスは激しいスポーツだというのがわかります。
 
三宅 肘や膝、腰などに、どうしても負担がかかりやすいですね。そこで、私は昔からマッサージで人の痛みを和らげたりするのが好きだったので、自己流ではなくきちんと資格を取れば役に立つのではと思い、整体の学校に通うことにしました。でも、勉強するうちに整体の知識だけでは飽き足らなくなり、その学校を卒業した後、そのまま鍼灸の専門学校に進んだんです。
 
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宮地 一つの技を習得するだけでも大変なはずなのに、すぐに次を目指そうとするエネルギーはすごいです。三宅代表は一度走り出すと、とことんやらないと満足できないタイプではないですか(笑)?
 
三宅 そうかもしれません(笑)。ピラティスを始めたのも鍼灸の専門学校に通いだした頃で、アスリートがけがをしたときの良いリハビリ方法はないかと探すうちに、偶然辿り着いたんです。最初はヨガと区別できない程度の理解で、「ヨガ ピラティス 違い」で検索したこともありましたね(笑)。
 
宮地 ピラティスってリハビリと関係があったのですか! 知りませんでした。
 
三宅 もともとピラティスは、けがなどで体が思うように動かない人が、元のように生活ができる状態になるための手段として開発されたそうです。自分がピラティスを誰かに教えるなら、見本を示せるくらいでなければ話になりません。ですから、トレーナーの資格を取るに当たって、毎日朝起きたらピラティスとランニングをして、学校から帰ったらまた同じようにピラティスとランニングを行うという生活をしばらく続けましたね。