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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

通いたくなるピアノ教室
弾きたい曲を楽しく練習

 

幼児から70代までの生徒がレッスンに集う

 
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濱中 白濵代表が竹田ピアノ教室さんを開いたのには、どういった経緯があったのでしょう?
 
白濵 大学時代に、地域の方々から小さい子どもたちにピアノを教えてほしいと頼まれたのがきっかけでした。母校の大学からは音楽の先生になった人も多いんですよ。私は集団に教えるよりもマンツーマンのほうが性に合っていたので、卒業してすぐにこの教室を開きました。それが2015年のことですね。
 
濱中 この地でピアノを習いはじめた幼い白濵代表が、20数年たってピアノの先生として帰ってくるなんて、見事なストーリーですね。あらためて、レッスンの内容を教えてもらえますか?
 
白濵 子どもから大人まで、幅広い年代の方々にピアノをお教えしています。そのほか声楽の基礎などのレッスンや、音やメロディーを聴いて楽譜へ書き起こす聴音のレッスンも行っていますよ。また、ピアノのレッスンにおいても、小さい子はピアノだけだと集中力がとぎれやすいので、好きな歌を一緒に歌ったり、リズムや手拍子で遊んだりする時間を取り入れていまして。幼稚園ぐらいのお子さんはみんな歌が好きで、ついでにピアノもやってみたいと入門される子が多いですね。
 
濱中 子どもの集中が続かないというお話にはまったく同感です。うちの子も3人とも保育園のときにピアノを習っていました。でも、家での練習は3分が限界でしたよ(笑)。大人は何歳ぐらいの方が来ているのですか?
 
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白濵 今は50代の女性と、70代の男性がいらっしゃいます。最近はそれぐらいの年代の方の関心が大きいと感じますね。小さい頃に習った経験があり、中高校生ぐらいで勉強が忙しくなってやめてしまったものの、今またやり直してみたいというお声を聞きます。70代の男性は、いつもはYouTubeを見ながらご自宅で練習していて、わからないところを教室で私に質問されるんです。すごくお上手で、いつか老人ホームに入ったときに自慢の腕を披露したいそうですよ。
 
濱中 それは素敵だなぁ! いろんな動機があるものですね。個々のレッスンはどんなふうに進めていますか?
 
白濵 習いはじめの子の場合、この音符が何音符といった具合に楽譜を理解するための基礎から教えて、それからピアノに触れるという流れです。ただ、それだけだと退屈してしまうので「好きな曲を教えて?」と聞いて、一緒に弾いてみる時間をつくるようにしています。やっぱり、楽しくないと続かないですからね。