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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客の資産を守り抜く
正確無比な測量技術

 

ハイテク機器で進化する測量業界の仕事

 
駒田 髙島社長は若者に測量の魅力をどう伝えていますか。
 
髙島 この仕事は、最新のハイテク機器が次々に開発されているので、これからはそうした機器に抵抗のない若い人ほど伸びていく業界だと伝えています。屋外で棒を持ったまま雨の日も風の日も立ちっぱなしという泥臭いイメージもありますが、今後はますますITを駆使したスマートな仕事に変わっていきますよ。そういう面をアピールして、つくばから業界全体を盛り上げていきたいですね。
 
駒田 新しい技術を積極的に取り入れていくのは髙島社長自身の得意技でもありますよね。
 
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髙島 そうですね。私はもともとITの技術者ですから時代遅れになりたくないですし、一度歩みを止めたら終わってしまうという危機感があります。ですから、これからも常に新しいことにチャレンジして測量業界を牽引していきたいですね。
 
駒田 測量の仕事は技術の他、先程お話に出た登記とか相続とか、人間的な部分のフォローも必須です。そういう面で髙島社長ならではの工夫があれば聞かせていただけますか。
 
髙島 土地に関しては、測量の他、相続、売買、税金、建築など様々な分野が密接に関係してきます。私の強みは測量分野の経験と技術ですから、その他の点では「餅は餅屋」という考えを大切にしているんですよ。土地家屋調査士の中には、例えば、相続が関係する時、「ここは3等分したほうがいい」と細かくアドバイスできる先生もいらっしゃいますが、私のような専門外の立場であまり口を挟むとますます揉める原因になりかねません。ですからそういうケースの場合、私は自分の人脈の中から優秀な司法書士の先生を紹介しています。
 
駒田 そうした人脈を培うには、横のつながりが欠かせませんよね。信頼できる協力者を確保して最新の技術も導入するとなればご苦労も多いでしょうが、そこまで測量の仕事にのめり込めるのはなぜでしょう。
 
髙島 それはやはり私自身、測量が好きだからですよ。駒田さんも長く現役を続けられたのは、野球が好きだったからでしょう?
 
駒田 その通りです! 野球選手は野球をしている時が一番楽しい(笑)。そう思えなくなったら引退しかないですからね。髙島社長にはチャレンジ精神を持ち続けて、70歳になっても80歳になっても第一線で活躍していただきたいです。これからも応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
現場で測量をすること。これに尽きますね。好きだからこそやれていますし、自分自身の持ち味を活かせるんです。
(髙島和宏)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 かなめ測量株式会社
 ■ 本社 〒300-2622 茨城県つくば市要332-30
 ■ 事業内容 測量士/土地家屋調査士 
 ■ 設立 平成26年7月
 ■ ホームページ http://www.ksok.co.jp/