インタビューを通じて、仕事を楽しんでいる様子がひしひしと伝わってくる夏菜さん。仕事を楽しめずに悩んでいる方へ向けて、ご自身の経験からアドバイスをいただいた。
新しいことに挑戦する
かつてお芝居をしたくないと思っていたときは、自分自身が嫌になってしまっていました。バラエティ番組に出て、本来の自分を表現できるようになり再び女優業に邁進できるようになったんです。だから、今お仕事をつらいと思っている方は、何でも良いから今までと違うことに挑戦してみるのも良いかもしれません。その挑戦に失敗したとしても、自分の中で求めている正解に一歩近づけるはずです。
私は仕事とプライベートを分けて考えてはいません。オンとオフがないんですよ。だからこそ、ずっと楽しんでいます。疲れたときは正直に「もう疲れた~!」と言いますね(笑)。現場の空気を崩さないよう、冗談のように言えばみなさん和んでくれますし、私も疲れた気持ちが発散されます。
また、ずっと“楽しい人”でありたいと思っています。楽しんでお芝居に取り組みたいですし、人としてもみんなから「一緒にいて楽しい」と思ってもらえる人でいたい。そのためには、常に刺激を受け続けることが大事だと考えています。映画やドラマの撮影現場は、いつもたくさんの刺激がある場所なんですよ。だからずっとこの仕事を続けているのかもしれません。
これからも、多くの方に「楽しい人だな」と思ってもらえたら嬉しいですね。大きな目標を考えることは苦手なので、目の前にあるいただいた仕事を、コツコツとこなしていきたいと思っています。お芝居とバラエティの2本柱で頑張っていきますよ!
(インタビュー・文 中野夢菜/写真 内田大介/ヘアメイク 神戸春美/スタイリスト 三村絵理香(TRON))
夏菜(なつな)
1989年生まれ 埼玉県出身
中学2年生の頃にスカウトされたのをきっかけに、事務所に所属。2006年に『ガチバカ!』で女優としてデビューした。その後ドラマ『スペシャリスト』、映画『GANTZ』など話題作に出演。2012年にはNHK連続テレビ小説『純と愛』でヒロインを務めた。数々のバラエティ番組に出演するなど、垣根なく活躍を続けている。
映画『夏への扉 -キミのいる未来へ-』公式サイト
https://natsu-eno-tobira.com
公開情報については公式ホームページをご確認ください
(取材:2020年12月)