◆グランピングの新潮流!?
新感覚の一棟貸し古民家宿
乱立するグランピング施設。そんな中、従来とひと味違ったグランピング体験ができるスポットが2018年2月に誕生しました。高原や名水街道など、豊かな自然あふれる兵庫県神河町に完成したのが、一棟貸しの古民家宿「GLAMINKA(グラミンカ)」。グランピングと古民家をコンセプトにした新感覚の施設です。
地方で問題視されている空き家の1つだった古民家を、昔ながらの風合いを活かしつつ大胆にリノベーションを施した「GLAMINKA」。インドアでもアウトドアでも、大自然を身近に感じながら、贅沢なひと時を味わえるようになっています。四季折々で色を変えるパノラマの絶景や、土地の豊かさを感じる食事、ゆったりと流れる時間――。日々の慌ただしさから心身を解放してくれる、古民家グランピングをご紹介しましょう。
◆古き良き日本文化に触れる
日常の憧れが詰まった空間
メインルームの「天空の間」は、横幅いっぱいに設けた開口部から大迫力の景色が広がり、室内にいながらアウトドア気分を満喫できる仕様。ソファでくつろぎながら夕陽や朝日に染まる山々を見渡せ、窓の外には焚火台も設置されているので、キャンプの醍醐味の一つである焚火越しに星空を眺めることも可能です。
また、室内の囲炉裏テーブルや焚火を囲むアウトドアリビングでの、景色と共に楽しむ囲炉裏バーベキューも格別。こちらは日帰りでの利用も可能です。新鮮な野菜や川魚、神河町特産物を取り入れた食材を囲炉裏でじっくりと焼き上げる――シンプルながら、日常ではなかなか味わえない、まさにご馳走。囲炉裏以外に大きなアイランドキッチンも備えているので、持ち込み食材で自由に料理を楽しめるのも嬉しい限りです。滞在の様子をSNSで発信すれば無料で朝食の食材提供を受けられるというサービスも見逃せません。
このほか、風呂は給湯式の大小の五右衛門風呂が採用されているなど、随所で昔の日本の暮らしを感じられる「GLAMINKA」の設え。自然の中で、時間や季節の変化を五感で感じながら、穏やかに、丁寧に暮らす日常は、もしかしたら忙しい現代人の憧れと言えるのではないでしょうか。
◆グラマラスな体験を通じ
訪れる人と地域を結ぶ
宿泊者のウェルカムドリンクにもなっている「仙霊茶」など、神河町にはさまざまな特産品があります。神河町を訪れた人たちと、地域の食材や生産者とを結ぶ架け橋も、「GLAMINKA」の大切な役割。利用の際は、ぜひ、地域の魅力にも目を向けてみてください。
トレンドのグランピングと、昔ながらの古民家という異色のタッグにより誕生した「GLAMINKA」。ここでしかできないグラマラスな体験はもちろん、現代の空き家問題や地方創世といった面からも目が離せません。グランピングの新潮流として、今後どのような展開を見せてくれるのか、楽しみです。
〒679-3124 兵庫県神崎郡神河町南小田958
https://www.glaminka.com