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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

首都圏を駆ける運送会社
社員に合わせ仕事を調整

 
 
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ご子息で専務取締役の神保貴代登氏(右)
宍戸 取引先と対等に話ができるのは、普段から信用を築いている証拠だと思いますよ。
 
神保 そうだと嬉しいです。ただ、信用は少しの不手際で簡単に失われるので、常に気を引き締めないといけません。ですから、ドライバーには、仕事中に何かあったら必ず報告してほしいと言っています。もし事故を起こして、それを伏せたまま放置していると問題が大きくなってしまいますからね。
 
宍戸 なるほど。ほかにも、社員さんについて心がけていることはありますか?
 
神保 その人に合った仕事をお願いしています。例えば、ドライバーの中に人工透析を受けている人がいるんですよ。透析が必要だと、週に3日は通院しないといけませんよね。初めは心配して「できる?」と言いました。でも、本人もやる気なので、スケジュールを調整しつつ、無理のない範囲で頑張ってくれています。
 
宍戸 これから運送業界を目指す若い人も、それぞれの事情や適性に合わせて仕事を任せてくれる会社なら働きやすいですね。
 
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神保 初心者の場合は、まずチャンレンジしてもらい、その様子を見て仕事の割り振りをします。幸い、うちのドライバーたちはみんなざっくばらんな性格で、透析の話も避けたりしませんし、新しく入った人にもオープンですから、周りに気兼ねすることなく経験を積んでいけるはずです。
 
宍戸 とても働きやすい環境であることが伝わってきますよ。初心者の方でも安心ですね。最後に、今後に向けて抱負をお願いします。
 
神保 自分としては、体が動く限り働いて、良い形で4代目にバトンを渡したいです。そのためにも、会社を大きくすることより、今のドライバーたちと取引先との関係の中で、安全で確実な仕事を続けていこうと思っています。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
毎日の仕事が何事もなく終わって、眠りにつく直前、「今日も終わったな」と思える瞬間。何気ないところで、今の仕事をやっていて良かったと思えることが、仕事を楽しんでいることにつながっているのかなと思います。
(神保修)
 

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