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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

整備から販売まで対応 高年式低走行車の専門店
Be with 代表 留岡厚司

 
プロフィール 鹿児島県出身。関西各地でガソリンスタンドの店長として働いた後、もともと興味のあった自動車整備の仕事をするために整備会社へ入社。順調に経験を積むも、バイク事故で両足の切断を余儀なくされる。退院後は、個人で整備業に従事。鈑金塗装の技術者が合流し、Be withを創業した。京都府船井郡京丹波町に高年式低走行車専門の店舗を構え、販売からメンテナンスまで幅広いサービスを提供している。
 
 
 
不慮の事故により車椅子生活を送るようになった、Be with(ビーウィズ)の留岡厚司代表は、両足を失っても、決して希望を失わなかった。“できないこと”よりも“できること”を数えたほうが良い、が留岡代表のモットーだ。整備や鈑金塗装、中古車販売。“できること”を増やせばその分、人生は楽しくなる。顧客に寄り添うBe withの姿勢で、留岡代表は顧客に理想のカーライフのために“できること”を提案する。
 
 
 

顧客ファーストの高年式低走行車専門店

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 本日お邪魔しているのは、高年式低走行車専門店Be withさんです。高年式低走行車とは、どのような車を指すのでしょう?
 
留岡 年式が新しく、走行距離が短い車です。つまり、新車に近い良い状態の車のことですね。販売する以上は責任があるので、なるべくトラブルの少ないものを扱いたい。ですから当店は、高年式低走行車を専門としています。
 
畑山 顧客ファーストの姿勢が、素晴らしいですね。この場所にお店を構えてどのくらいになるのでしょう。
 
留岡 2024年の11月に移転してきたばかりなんですよ。私は鹿児島出身なので、自然豊かな京丹波町が性に合うみたいです(笑)。関西自体に移り住んでからは、もう20年近く経ちます。大阪・奈良・京都でガソリンスタンドの店長として働き、そこを退職してから、もともと興味があった自動車整備の会社で働くことになったんです。
 
畑山 順調に、車業界でキャリアを積み重ねてこられたんですね。
 
留岡 ところが2019年に、通勤途中のバイク事故で大怪我を負いましてね。両足を失ってしまい、思いがけず車椅子生活を送るようになったんです。