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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

若い世代の夢を応援する
実績豊富な水道工事会社

 

人手不足の問題を解消するための取り組み

 
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クリス 先ほどおっしゃっていたように、水道は人々の生活に欠かせない重要なインフラの一つでもありますし、この先もなくならないお仕事ですよね。
 
平野 ただ、近年では水道工事に携わる職人の高齢化が進むとともに若い世代の職人が減少しており、深刻な人手不足に陥っているのが現状でして。それは建設業界全般的に同様の傾向にあるものの、中でも水道工事の場合は、専門的な知識や技術を学べる場所が全国的に少ないことも人手不足の理由の一つだと考えているんです。電気や建築などの分野は高校や専門学校、大学などの専門学科で学べます。しかし水道に関する分野は、土木工学科内の衛生工学や水道工学課程などの限られたカリキュラムしかないんですよ。
 
クリス なるほど。電気工事や建築工事にかかわる資格に関しても、電気工事士や建築士など有名なものが多いですよね。でも、水道工事にかかわる資格というと、一般的にはあまり馴染みがないかもしれません。
 
平野 そうですね。そのような水道工事に関する知識や技術を習得するためには、多くの場合、水道工事業者に就職してから現場で学んでいかなければなりません。しかし、専門分野を学問として修めていない職人は給料が低い傾向があり、私はこの点も問題視しているんです。何度も言うように、水道は人々の生活に必要不可欠です。であるにもかかわらず低賃金ともなれば、余計に職人のなり手がいなくなってしまいますよね。
 
クリス 確かに、若い世代の方もこの仕事をしたいと思わせるような魅力がなければなりませんよね。
 
平野 おっしゃる通りです。そこで私は、若い世代の方にとっても魅力的な待遇や働きやすい職場環境づくりに力を入れているんですよ。最近では、昭和から平成初期頃にかけて建設された建物の配管や給排水設備が耐用年数を迎えつつあり、改修のための水道工事業者が不足しています。だからこそ、社会全体で危機感を持って人手不足を解消するために取り組んでいかなければならないと考えています。
 
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クリス それほど差し迫った人手不足の問題を解消するために、ゆうき企画さんで行っておられる取り組みをぜひ教えてください。
 
平野 まず若い職人に確かな技術を身に着けさせ、お客様に満足していただける施工を行うよう指導しています。そして、お客様に工賃の内訳やその意図を丁寧にご説明し、十分に納得していただいたうえでご依頼いただけるような、信頼関係の構築にも注力しているんです。実は、弊社は同業他社の平均的な料金よりも高く設定しております。それは、弊社にはその金額に見合うだけの高い技術力があると自負しているからなんです。お客様の中には、ある業者にコストを抑えた工事を依頼したところ、施工後にトラブルが発覚し、その修理のために余計に費用がかかってしまったという方もおられます。しかし、弊社にお任せいただければ、クオリティの高い工事をこなすことで、結果的にコストを抑えることができるわけです。そのうえで、収益は若い職人たちにしっかりと還元しているんですよ。
 
クリス 単価を高く設定することで、若い職人さんたちにも十分なお給料を支払うこともできるわけですね。お客さんにとっても、高いクオリティの結果を得られるのは安心感につながると思いますよ。